『ラストナイト・イン・ソーホー』あらすじと感想

2021年作品

総合的に見ると面白い。 ただ冒頭と終盤の手紙とは?となってくる。

多分、手紙と言うアイテムは現キャストとか監督が誰かに送るとかの意味なのかな。ホラーな意味。 重要とは思わなかった伏線が固定電話。 これ終盤であぁぁぁぁぁぁ!とはなる。

それにしてもR15作品。性描写、クスリ、暴力3点セット。R 18にならないのは暴行行為としても、グロくないからか? 初めて…?注意書きが映画前に出た作品見たかも。“光の点滅など苦手なかたは注意”(医者に止められてるかたは見れない)と。

作品的には、画像がオシャレ。60年代をモチーフ…舞台にしてるので、ところどころにそのお洒落さが出ている。 レコード、服装、そして60年代の女性に憑依と言うか追体験してるので街並み。素敵でオシャレ。

そんな作品だけど、中身はホラー。ううーん?ホラー?憑依が追体験が幽霊の様な部分あるけど。ジャンルで言うならどちらかと言うとサイコかな…。 早速、あらすじと感想を書いていきます。

キービジュアル(外国の評価サイトIMDbより画像転載)

『ラストナイト・イン・ソーホー』あらすじ

田舎に住むエロイーズは自作で服を作り大好きな60年代のレコードに合わせて、ダンスをする。 フランスのデザイナー学校の服飾科で学ぼうと受験をして合格を待つばかりだった。

祖母から手紙が来たと呼ばれ自室からリビングに降りる際、鏡の中に女性を見る。

 エロイーズは手紙をワクワクしながら開封し、学校に受かってると知る。感動でいっぱい!と支度の中、祖母に“何かあったら相談して。最近は母(の幽霊)も見てないでしょ?”と。エロイーズは自室鏡で今でも見るのを祖母に隠し‘心配ない’と答える。

フランスの怖さを祖母に言われ分かったと言うエロイーズ。家を出る際、エロイーズと母の写真を持っていかないと言ったが、祖母に持たされる。

フランスに着くエロイーズ。学校の寮に行く時際、駅からタクシーを使うが運転手の下品な冗談に途中下車する。 寮近くの店でタクシーが行くのを見送るエロイーズ。 

寮に大荷物で着き、黒人学生のジョンに手伝おうか?と言われる。 断るエロイーズ。寮のルームメイトのジョカスタは、お洒落な服を着こなしてる。あまり仲良くなれなそうなタイプの子と新入生たちでパブなどに行く事に。

エロイーズは戸惑いつつも、一緒に着いて行くが男子に絡まれても応えられないし、同じ学生たちと合わない。 パブを出て2軒?3軒目ハシゴしに、フランスの煌びやかな街を歩く。

街には魅せられ、ガールズバーから出てきた紳士や、電話BOXの危なそうなバイト募集の張り紙(ブロンド娘募集!)…危ない一部にも理解と爽快を感じ、田舎から出てきた感でもう、そのグループからも離れる。

寮に戻りようやく寝てると、ルームメイトのジョカスタが早速男を連れ込み、SEXが始まりそうに。 エロイーズは其処を離れ、寮内のリビングに。新入生パーティーをして騒ぐ新入生達。其処へ布団で簀巻きになったエロイーズはソファに座りヘッドフォン(音無し)を寝る。

朝。目を覚まし、スマホの時間を見ると焦るエロイーズ。周りにはあんなに夜中騒いでいた寮生達も居ない。 学校に間に合うエロイーズ。 離れてる席ではジョカスタと寮生達は見ている。

祖母と近況を電話するエロイーズ。寮生達と上手くやってると答えるが…本当は、ルームメイトのジョカスタとも合わないタイプだし、自作の服を初日から着て行くと寮生達はダサいとブランド服を自慢したり。ジョカスタに限っては自分が主役が良いのかマウント取ってくる。

そんな寮生と上手くいくわけもないが、祖母を心配させまいと嘘を吐く。学校の張り紙、賃貸募集を見てかエロイーズはすぐに、あるアパートメントを訪ねる。 すぐにでも越したい…とアパートメントの主ミズ・コリンズに話す。 コリンズは昔、アパートメントで働いてたと言う。

思い出がたくさんあるから、前のアパートメントの主から自分のアパートになった際、屋根裏の状態のまま残して居て、売りもしたくないと話すコリンズ。 固定電話だけ、使いかたは分かる?と尋ねるコリンズ。60年代のものが好きなエロイーズは解りますと答える。

前金も払うし、絶対にアパートの規約は守る(夜8時以降騒がない、男子禁制)と言い、次にバイト募集を見たパブへ足を運ぶ。 エロイーズは、すぐに寮を出て、アパートに好きな祖母から貰ったレコードをかけ、眠る。

すると、不思議な夢を見る。 フランスの街並みをパジャマのまま歩くエロイーズ。夜のネオンを歩くエロイーズ。007のシアター看板を見て、地下のキャバレーに着くと、店員にコートをと、羽織りものを預かって貰う。 鏡に映る自分は、自分ではなかった。

サンディと名乗るその女性は、綺麗な金髪に切れ目のある瞳。ドレスを纏い、キャバレーのそのボーカルを横目に、ナンパを翻しつつ、バーカウンターへ。

「オーナーに会いたいの」 オーナーはその日、いなく、女性の取り締まるジャックが出てくる。サンディは、歌手デビューしたい、このお店でと言い、他に何が出来る?とジャックに聞かれる。 サンディは踊れるわと言い、音楽に合わせ、艶やかに踊る。

 ジャックとは電話BOXでキスをするのは、挨拶よりは深い関係。車で送って貰い、アパートの部屋に戻るサンディ。鏡を覗き、支度を解く姿を見ているエロイーズ。

目覚まし時計が鳴り、エロイーズは、そのサンディの追体験?自分のお母さんの様な幽霊を見てる?と思うが、サンディに段々ハマっていってしまい…。過去の体験だろうし、自分の好きな60年代だしと思っていても、サンディに容姿まで似せてしまう。

 学校ではサンディが着ていたドレスを作り好評だし、エロイーズは調子が良いが…フランスに来て初日で見たり、働いてるパブの常連のイケオヤジが話しかけてきて、サンディの時代に居た人か?と不安を覚える。 エロイーズはサンディに同調しすぎ、段々沼にハマっていくが…。

『ラストナイト・イン・ソーホー』感想

この映画は、“再演”とも取れる。 去年2021年TIFF(東京国際映画祭)に公開もしたから。それでそう取る人もいるそうだ。

 まず、冒頭で書いた通り、面白い。伏線回収も良かった。固定電話の処。

エロイーズが最初、幽霊に取り憑かれサンディと同調するのかと思ったが、そもそもエロイーズがアパートメントに来た時に、大家さんのミズ・コリンズは惚けてたが、サンディを住まわせてただろう事は分かった。 そして、本人であろう事も薄々気付いてきた。

サンディが幽霊かと思ったら、霊感があるだけでなくエロイーズが憑依体質ではなく、追体験しているだけだった。サンディは生きてたし(現コリンズ)、サンディの男関係がエロイーズに追体験どころか体験するシンクロっぷり(キスマークがついてたり)。

 その内、サンディに憧れるばかりにエロイーズはサンディの真似をして面白がっていくが、サンディの男関係で悪夢を見る事になる。沢山ののっぺらぼうが襲ってくる様に見えてくる。それは、サンディの見せるエロイーズの視覚効果であろう事なのかと思った。

が、後にコリンズは‘男がみんな、のっぺらぼうに見える’と言ってたので、エロイーズに見せてたのは、サンディの思ってた気持ちが見せたものだった。サンディ視点の男たち。

それが最初はそう思えなくて、ただの男の幽霊たちによるホラーかと思った。上手い画像だけど急にホラーが始まった様で、ビックリした。映像的には。

見ていくとサンディは性被害に遭っていた。以外に被害者側だった。だが、サンディはめっちゃ相手の男たちを殺していたんだね。そしてエロイーズに見せてたのはサンディの男達はただエロイーズに男の欲望や恐怖を見せてただけではない。助けを求めてた。

それが読めなかった。読めるはずも無い展開。

エロイーズはエロイーズで、コリンズのアパートを出て実家に帰ってやり直す道を選んだ。そこまでは、それで平和な終わりかたを出してたが、二転三転。ジョンは最後までエロイーズを助けるけど、コリンズに刺されるし…。

もう、B級映画の様な終わりかたなの?って思ったけど、逃げるエロイーズ。そこで自室に戻り、そこで伏線回収!緊急連絡用の固定電話を手に取るエロイーズ!かけれるか?と思ったらかけられないし…本当に終盤の疾走感が面白い!

クライマックス近くには鏡の中に映るエロイーズのママだったけど、エロイーズの事をママはずっと見守っていたんだ。ママは幽霊としてずっと田舎の家でもエロイーズを脅してたりしたわけでもなく、単に見守ってたんだね。

話しの途中でジョンがエロイーズの話を信じるのか?信じるよね?と思ったら、ジョンの祖母も視える人だったと言う件も面白かった。

 この作品の中で監督は男性なのに性被害…をあの様に演出しているの、本当に女性の気持ちを分かってると思った。 誰だって女性は、あんな気持ちになると思う。

都会に住んでたら満員電車等やなんかで痴漢に遭う。私は都内生まれで、昔は見た目大人しいタイプ。メガネくそ真面目だったが、やはり大人しい人を選んで痴漢は痴漢をするんだと思う。

その事を思い出させる胸糞悪い映画かと言えば、違う。この作品は、ホラー表現なのでいきなりにホラー感で出してくるので、性被害に少しでも遭った女性が見ても、気持ち悪いとは思うけど。

ある意味、男も被害者側に回った幽霊達で助けを求めていた。だからって性を強要した様に見せてた幻想が気持ち悪いが、女の子を束ねるジャックが1番悪い。此れは善悪がハッキリしている構図だが、1番の被害者に見えるサンディが1番大量殺人したんだ。

 もしこの映画が、性被害の話しを中心にあの男達の場面が性描写が多かったら、吐く女性が続出したに違いない。私も少なからずとも、小学生から大人になるまでの数回、都会でその電車で痴漢に遭った事を思い出し吐いたと思う。

 それくらい、気持ち悪い描写が上手く描かれている。本当に男性監督なのに女性のイヤな処がわかるんだな…。

至ってそんな感想であるが、年代の背景の60年代レコード、風景、服装がオシャレでもあるとは忘れてはいけない。続いて、サンディ役のアニャが魅力的だし、エロイーズ役のトーマシン・マッケンジーはジョジョラビットで活躍したのは記憶に新しい。

 とりあえず、パンフレットも買ったので、読み進めたいと思う。

また、外国のサイトでは既に映画の画像も出てるのですが、言葉では素晴らしい衣装等へ語彙力ないのでその画像も載せておこう。 

そういえば、現在のフランスの街中でも撮影していて、それも良かったと思うけど…このコロナ禍の中、街中にかなりのエキストラ集めて撮影したんだなと思った。

評価 :4/5。
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 そういえば、アイテムとして使われた“手紙”覚えてますか?映画の冒頭、エロイーズに宛てた手紙?サンディに宛てた?誰宛てだったか忘れましたが。

そして、途中、エロイーズに宛てた手紙がアパートに引っ越してから届いていたよと大家さんに言われるけど、あの手紙が分からなかったけど、他の人の解釈か何かで友達の居ないエロイーズが仮名で自分に宛てた手紙だったと思うけど。

宛名が“トーマスマッケンジー”だった気がする。 エロイーズ役がトーマスマッケンジーであり、これって…この手紙の解釈なら、1番のホラーなんじゃないかと思うけど。そのこのところ、まだよく分からないので、他の人の解釈読んでまとめられたらなと思いました。

追記…手紙、分かんなかったです!でも、ファンアート描きました^_^!

LastNight inSoho fan art

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