君の膵臓を食べたい映画感想

2018 9 1

2018年、好きな作品になった。 最初、“タイトルが衝撃的で気持ち悪いから見たくない”と、心底思っていた。ラノベの様なタイトルで、かつ、流行りのヒロイン死ぬ系か…としか、思ってなかった。リアルに想像してしまうタイプなので、膵臓食べるのかと。本当に怖かった。

旦那さんが何故か行こうと、言ってきたので、断る理由が‘タイトルが気持ち悪いから’とは言えずに、向かった。

本当は、嫌だったとここまで書いておいて何だが、前述した通り、この年1番の、感動でした。

 やはり、冒頭、高校生活が始まっても、主人公の男の子は暗いし、カニバリズムの話しをするので(ヒロインがカニバリズムの話しをしたのだが)、想像してしまって、やはり、“膵臓食べるのか”と、気持ち悪かった。 だが、だんだん、ヒロインの屈託のない明るさ、焼肉を食べながら‘膵臓食べる’と言ってる姿を見ても、気持ち悪く無くなってきた。

 ようは、ヒロインが膵臓病で、たまたま病院に居た主人公の男の子に知られてしまう。 それでも、主人公は、「人間に興味を持たない事」から、逆に、ヒロインが気になってしまう。クラスのアイドル的な存在のヒロインが、‘余命が僅かな病気’なのに、全く、興味を示さない主人公には、映画見ている観客側も、心配する程だ。 それが、ヒロインの明るさ、無邪気さに、段々、人間らしさを最終的には、持ってくる。主人公は根暗のような、教室で息を潜めて過ごしている男子なのだが、ヒロインと関わりを持つ事により、ヒロインの女親友の幼馴染みの男子‘ガムくん’が絡んできたりする。この、‘ガムくん’が、また、良い味を出している。そっと見守る様に、優しく、主人公の側に行く。ガムをソッと、勧める。それだけなのに、存在感。そして、優しさを感じるガムくんなのだ。 この、ガムくんこそ、後に“今日から俺は”等で有名になる矢本くんだ。 矢本くんは、度々、学生役を演じてるが、確か、この“キミスイ”の中で1番年上だった筈。 そして、存在感をあらわにし、この後、結婚しましたね。スゴくめでたい。

 ヒロインは、今をときめく浜辺美波。主人公は、北村匠海くんです。この、“キミスイ”自体、とてもとても、良い作品と共に、この映画にて名を知らしめる俳優さん達に成ったと、思う。 

 要は今の邦画って、ラノベからとか、お決まりのパターンで恋愛映画=誰か死ぬだけど、この映画は意外性です。 膵臓が悪くて死ぬんでしょ?と思ったら、違った。

 切なくて、悲しくて、甘酸っぱくて。恋愛だったのか友情だったのか。そこには、“好き”と言う感情が確かに存在はしたけれど、絶対的な何かはなかった。

「約束」も「未来」も無く、‘今’大事に生きるって事。 それ以上だと、後日談として、未来のガムくん達の話は、あった。けれど、大人になった時代は、重要じゃない。大人に成長出来た…そして主人公と、ヒロインの友達は、時をかけて友達になれた。ヒロインの力を借りて。 

2018 年1番、好きな映画かも知れない。泣いた。涙が止まらなかったから。

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