『機動警察パトレイバーthe Movie』感想BS12日曜アニメ劇場 2022.05.01

1989年作品

日曜アニメ劇場が定着してきた。BS12の日曜19時〜ですね。 今回は、パトレイバー。1989年作品。 近年では、一昨年2020年に4DXとして上映。2020年は、パトレイバー30周年の企画も各所で行われた。

かくいう私も、パトレイバー展なるものを、今は無き池袋丸井で見てきました。

 さて、本日は、実況しながら映画も見れたので、簡単にあらすじと感想を書いていきましょう。 基本的には近未来警察モノでこの映画は、オリジナルアニメですが、漫画版やTVアニメよりもシリアス調であり、リアルな刑事さんも出てきてちょっと難しい話しです。

漫画やTVアニメから入って、OVAにいかれると順序的に見やすいかもしれません。時系列的にも、香貫花がTVアニメにしても漫画にしても最初から出ていないので、OVA先に見ると???となるかも知れませんね。

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『機動警察パトレイバーthe Movie』あらすじ

篠原重工の天才プログラマーがレイバーと呼ばれるロボットのプラットフォーム“方舟”にて投身自殺をする…。 時を同じくして、街では工業用レイバーが運転手の意志と関係なく暴走。連日、その様な事件が起きていて、警察も警察用レイバーを出して応戦。

特車2課第一小隊は新型レイバー零式の起動実験の為、不在。第一小隊隊長の南雲さんが、機動実験へ方舟にいる処を、第二小隊の泉野明と篠原遊馬は迎えに行く。

 第二小隊は、連日の暴走レイバーで帰れなく、また、その暴走レイバーの不審を後藤隊長や整備班長おやっさん、遊馬と話している。遊馬は、暴走レイバーは、どの機体にも関わらずに起きると気付くが、他の原因をいち早く気付く。

篠原重工の新OSを搭載したレイバーが怪しい事に気付き、篠原重工社長の息子でありながらも、その欠点を後藤隊長に世間に公表すべきと提案する遊馬。

 相棒の野明は、その話を聞いていたら心配と思っていたが…遊馬は車を走らせ、忙しい父の元へは辿り着けないので篠原重工の工場で働く親戚に、会いに行く。また、天才プログラマー帆場映一が関わっている旨も突き止める。 

 野明はレイバーにアルフォンスと名前を付けるほど愛着があるのを知っている遊馬は、OSが稼働を狂わす事を知られたくなかったが気付かれていたのかも知れないと、野明連れ出す。

ノーヘルでファミレスに行き、野明と話しをする。その中でも事件の事を考え、野明を置いて叔父の元へ。新OSHOSを搭載したレイバーにどれくらいの周波数で狂うかを提言。親戚の叔父に、父が捕まらない今、其れを公表する様に促す。

 夜明け、警察署に戻ると、遊馬は無断外出、ノーヘル、叔父への脅迫と言うので、謹慎処分を喰らう。〜と同時に、レイバー整備担当のシバシゲオが帰国。

 遊馬は謹慎処分になった旨を伝え、小隊のレイバー達のOSをHOSから書き換える様に、シバに伝えるが…。そもそも、シバが海外に出る前、小隊のレイバーだけは新OSの不信感から、書き換えてない何もしてない状態で使ってると、告げられる。

其れを、帰国する前に第二小隊の後藤隊長に告げていた事も…。 遊馬は今回の帆場映一の件で単独調べている事を後藤隊長に泳がされていたのだ。

 晴れて謹慎になった遊馬は、シバとまた帆場の仕組んだレイバーの暴走について調べる。レイバーの暴走の条件に、共鳴する音…周波数の他に、原動力となる低周波が大きくなる台風が”方舟”に近付く時、全レイバーが無言で動き出し、都会を地獄にするであろうと気付く…。

 第二小隊の後藤隊長は、上層部へ説明するも、机上の空論でと言われるが…説得し、‘方舟’のレイバーを止める事が出来るのか?そして、東京は救われるか…?!!!

『機動警察パトレイバーthe Movie』感想

冒頭の帆場が身投げするシーンで笑みを浮かべて身を投げるが、その顔の恐ろしさ…。風景が夕陽が綺麗な事とは反対で、真っ赤に染まる身を投げた身体を連想してしまう真っ赤な太陽。

 それが、怖い。

タイトルロゴ、好き(IMDbより画像)

今日はながらで見てしまったが、この映画がレンタル開始した当初から何回か、見ている作品。冒頭の太田さんの暴走?シーンと、クライマックスの沢山の暴走レイバーを蹴散らし、太田機とアルフォンスが方舟を走る。足元には、指示する遊馬や進士さんヒロミちゃんが乗った装甲車。そのシーンが強烈に覚えていた。

冒頭の太田さんVS暴走レイバーのシーン(IMDbより画像)

 他の刑事さんが帆場を調べる泥臭い刑事ドラマまんまの様なリアルな捜査シーンも覚えていたし、帆場の形跡の家々に鳥籠があるシーン。また、野明が方舟の上階で帆場と対決すべく向かったら不吉な数字のナンバープレートを付けた鳥が居て、周りには沢山の色んな鳥もいたシーン。

刑事さんが‘足で現場に捜査’するドラマは今となっては貴重(IMDbより画像)

 ‘鳥’が大勢いるのは、ヒッチコックのホラー恐怖映画“鳥”のリスペクトかも知れない。まぁ、それは、前から言われてる事だと思うけど。

 とりあえず、そう言う所々は覚えていた。香貫花が零式に乗って戦うのも、何となく覚えていたけど、結局、帆場のプログラムが強くて暴走してしまったね。

TVアニメを先に見ようが漫画を先に読もうが、映画を1番最初に見てしまうと、映画が全キャラクター出てしまってるので、TVアニメと漫画で後から出てくる香貫花は、映画を1番最初に見なければ、誰…?と思ってしまうかも知れないね。

 パトレイバー自体、映画よりもOVA繁忙時代のシロモノで、私も買うことではなく、レンタルが始まるといち早く見たと思う。OVAも映画と同じくシリアス路線な感じだったと思う。

映画もレンタルして見た。まだ、私が学生時代だったか…。アニメ映画を映画館で見るのは、ドラえもんみたいな定番しか見なかった。あとはレンタル。

 そのあと、ゆうきまさみ版漫画も始まり、本誌で見てコミックスも購入。TVアニメも始まり、盛り上がった。が、TVアニメ見て、OVAレンタルすると若干、人物像が違うのには違和感だったかも知れない。

今なら、同タイトルのアニメも漫画もと色んな展開もあれば、時系列でなくても理解出来るし、パラレルもあると思う。 だがしかし、当時はそんな世界線が同系列しか無いと思ってたから、雰囲気全部違うわーとは、思っていた。

 この映画は、ファンタジーだが、ドラマがリアルに描かれている。ある意味、天才プログラマー帆場対、天才?一般人遊馬の知恵勝負なのか。 遊馬でなくても、刑事もいて遅かれ早かれ、誰かが‘暴走するレイバーの答え’にたどり着くんだけど…それが、第二小隊なら、後藤さんと、遊馬だったと言う話し。

 この映画を見た当時、遊馬を天才かよとも思った。シバシゲオも後藤隊長もいたから、後押しで気付けた事も考えて行動した事も沢山ある。後藤隊長だから、上に話しを通して半ば強引に‘方舟’の仕業突き止められたね。

大惨事にならなくて良かった話し。

クライマックスのレイバー(アルフォンス)VSレイバー(零式)も見どころ。

レイバーVSレイバーのシーンは圧巻(IMDbより画像)

 ちょっと難しい話の内容だから、小学生には簡単ではないと思うけど、子供が見てもドロドロの殺人も起きないし、気持ち悪さや生臭さはあるかも知れないけど、当時のアニメのセル画にしては素晴らしい細かい動きは感動もの。

面白かったです。

何より2人の爽やかカップル関係が好き この画像だとちゃんと2人1組のパートナーが成立してる…いや、太田さんは香貫花だと思うけどね(IMDbより画像)

『機動警察パトレイバーthe Movie』の国内外の評価

英語サイトIMDbでは、『機動警察パトレイバー』は7/10と言う高評価ですね。上の中。そりゃ面白いですよね…。

日本では、映画ドットコムでも4/5と言う高評価Filmarksでも4/5です。今見ても、色褪せない映画だし。

最後に-…ゆうきまさみ版、野明のファンアート置いておきます。

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