映画『つぐない』感想

2007年作品

物悲しい実話の作品。 

 ある日少女が、密かに淡い恋心を抱いていた青年と、姉の、逢引を見てしまい・・・ 想像を絶する光景を目にしてしまう。 青年に不信感を抱く少女。 その日、事件は起こり、そのシーンと、姉と青年のシーンを重ねてしまい、人違いを起してしまう・・・。 
 その4年後、16歳となった少女は、12歳の時の罪を想いながら、ナースになり、その、贖罪を、思い返す・・・。 

 この物語の、本当に悲しい所は、事実という事。 そして、報われない青年と、姉は、少女が小説家になって、やがて書く、真実の内容の本によって、‘本当’を暴かれ、その最後のシーンは、フィクションによって、姉と、青年のハッピーエンドが、描かれる・・・。 
 辛いが、真実を、吐き出した作者は、胸をなでおろす想いだったろう・・・。 どうか、フィクションではあるが、この2人が、浮かばれますように。 そう、願って、やまないのです。 

 暗い、悲しい作品なので、‘贖罪’を、許せない人は、見ないほうが、いいかも。星4つ。

映画

『つぐない』

(画像:IMDb より)

コメント

タイトルとURLをコピーしました