中国70周年記念作品『愛しの母国』感想

2019年作品

 世間はTIFF(東京国際映画祭)ですが、1人、中国映画70周年オムニバス作品を観てきましたよ。

 2020.10.30〜 チェン・カイコー総監督作品『愛しの母国』です。 また、11月6日〜チャン.イーモウ製作総指揮『愛しの故郷』も上映予定だそうです。

Yahooニュースにも載ってます→ チェン・カイコー総監督作「愛しの母国」&チャン・イーモウ製作総指揮「愛しの故郷」連続公開決定

待望の中国70周年記念作品!『愛しの母国』概要

 上記の、Yahooニュースにも載ってはいますが、2019 年、中国70周年記念作品として、チェン・カイコーを総監督に迎えオムニバス作品を描きました! “中華人民共和国”建国の1949年から物語は現代迄、続きます。 プロデューサーによると(wow cool entertainment)今年初めに、コロナ禍が無ければ公開したかったと言う事です。 今年初めには、上映出来なかったものの、コロナ禍を経ても、希望していた今年!待望の上映となりました。 

作品鑑賞させて戴きましたが、建国の作品は、まずやはり、建国時の主席“毛沢東”の時代から始まります。 其処から時を進めて現代迄、中国の歴史の旅が始まります。

 色んな姿を魅せる中国の側面…。“人に歴史あり”と言う様に、様々な人物が、中国を支えます…。本物の歴史ある映像も加え、語る中国と言う国の物語には、‘愛国心’を感じざる終えません。 

ただ、映画は、歴史の一部であり、全部では無いですが、少しでも、日本のお隣の国“中国”そして、アジアの中で1番大きい国“中国”。其処に、少しだけ、触れられた気がしました。 どうぞ、歴史の勉強の為にも、‘中国(歴史)映画’お勧めです。

『愛しの母国』感想

 最初のシーンは、風にたなびく‘赤い布’その色たるや鮮やかで、何とも綺麗な(語彙力無い)色で、背景の真っ青な空に浮かぶ赤い布は、清々しい。 かなり意識して無かったのだが気付くと中国の国旗の象徴を表した表現だった(気付くの遅すぎる…)。

1.中華人民共和国建国物語 前夜

 中国らしく紙に筆で、‘1949年 中華人民共和国建国’と記される。 此処から、オムニバス短編作1作目だ。 

まず、“建国”が決まり、お祭りムードの中国。 整列を成して、名前を呼ばれる人達…。此れから、建国の準備だが、軍隊の様な整列は、軍隊では無い。 

建国するのに、準備を任された人たちだ。 その中で、重要なのは、‘旗を立てる掲揚機’は中国で稼働は初めてだと騒ぎになる。 

旗を立てる為に、リハーサルを現場でしたいのに、広場はてんやわんやで、調整の許可が下りない…。其処で、開発者は成功できるか確かめる為、ミニチュアサイズの旗立てに挑む。 

非常に大事な歴史の一歩の式典なので、失敗出来ない…と、軍人に促され、警備を付けつつ、助手と葛藤する。材料が足りなければ、町中にアナウンスで募る。 

そんな中、ようやくミニチュアサイズ完成!いざ、稼働するも、旗を止める部品が外れてしまう…。

あと1歩の処で、材料が足りない!そして、時間も足りない………。 また、夜中に町中にアナウンスで足りないニッケル?などの材料3つを流すが、時間の足りない夜に集まるのか…と憤っていると………町中から来てミニチュアサイズの実験場に溢れる人々! 

その様子に夜ながら、明るい日を灯し昼間の様な賑わい。 材料が手に入り、掲揚機に取り付ける先端のボールが完成する。 

もうその頃には、メインの広場に行ける許可が降り、掲揚機で練習は出来たのだが、ミニチュアサイズの実験場にて失敗が見付かったので、掲揚機先端のボール片手に広場の掲揚機の元へ。 

掲揚機技術者の警備の車で行くも、広場に幾つもの検問があり、其れに一々説明して入ろうにも時間がかかる。 

検問を突破し、後ろの警備が説明し、広場に到着。ポールの上にポール止めの丸い球体を1人で溶接していく…。 果たして翌日の結果は?無事に取り付けられ、式典を終えたのか?〜結果は、無事、終わりました。

 個人的には、市民の服装は、‘らんま1/2’に出てくる人民服を着た人溢れかえるのが、本当に“らんま1/2”の時代へも続く人民服なのかも〜?と言う気持ちになりました。 あと、沢山の国民が夜にも関わらず、お祭り騒ぎにあかりを灯して集合する国民性に泣きました。団結力がスゴい…。

2、中国初の核実験成功 相遇

1964年〜と、またペンで紙に記される。 どうやら、場面転換は、この年代を記してから、各監督の短編作品に切り替わるらしいと言う事が、此処で判る。 

ちなみに、タイトルも其々付いているが、パンフレット等無いので、各タイトルは思い出せないので予告編参照。

尚、中国語の為、漢字変換違っていてもご容赦願いたい。 核施設…。此処の実験場は、核実験が成功するまで、家族にも秘密裏にし、帰れない職員。 

そんな中、あと少しと言うところで、核の起動実験で失敗してしまう。停止ボタンを押すが、作動。施設内アラームが鳴り響き、施設から緊急退避する人々。ただ1人、もしや、ボタンを全てダウンさせば?と思いついて施設に戻る。 核施設の実験リーダーの様な彼は、1人、起動スイッチをOFFにし、起動実験は終了を迎える。 その後、防護服のまま、洗浄(その時代の布マスク着用も、防護服は、顔が開いてるままの今で言う簡易的なもの)するが、鼻血が垂れ被爆した様子である。 その後、すぐに病院に行くも、闘病生活を強いられる。 上司も見舞いは最初だけだった。“核実験は成功するのは間近だ”と言い残し、何ヶ月経っても新聞に出ない。 郷を煮やしたろうか、主人公は何年も帰っていない故郷に帰ろうとする。 帰り道のバス…突然、女性が話しかけてくる。「3年もの間、恋人を待っている」〜と。 男は、無視しその相手は自分では無いと言う態度を示すが、諦めきれない女性は、‘道中で良いから、私の話を聞いて’と彼との馴れ初めから話し出す。 3年間…を想う彼のふとした優しさ、彼との思い出のエピソードを語り、毎日路線バスにて3年待っていたには想いが溢れ出ていた。 そんな中、急にバスが停車。バスの周りをお祭り騒ぎに囲む人々の波。 パレードの様な先には、道路を埋め尽くさんと人が溢れ、車は止まり、号外がばら撒かれていた。 号外を手にする2人。“核実験成功”ようやく表立って、核実験のニュースが出たのだ。 人の波によって裂かれる2人だが、女は、男にジェスチャーで、‘此れは貴方?’と伝える。 男は、波に流され新聞の号外に涙しつつ、もう、自分が長く無いと感じていたと想う。 月日は流れ、女性が住むアパートの一室であろう。核施設の特集をTVで流れた際に、彼の写真を見つけ、1人、泣く。 

…そんな、終わりかただったが、とても心苦しい。 何年も恋人を待った女性に純粋さと心の強さを見たし、恋人の元へ本当は帰りたかったろう田舎に戻っていた主人公も、また、勇敢に核実験の失敗の中、電源を切りに戻る様は、本当に泣けてくる。そして、核の起動実験のシーンも実際に映像として出た。

3、オリンピック優勝 夺冠

1984年のオリンピックの話し。 冒頭は、中国でも流行りのスポーツ卓球。少年が卓球チームで練習してる。

全体の終礼の様な挨拶で少女が、引っ越す事を知り、焦る。 少年は急いで帰り、少女へのプレゼントを包む。

だが、村の人は、オリンピックに騒ぎ、街中でTV観戦しようではないかと騒ぎ出す。 男の子は、父にTVはアンテナの調子が悪いからと言われてたにも関わらず、街の人に頼まれた、家のTVを街の広場に持って行く。 

TVを見ようと言うキッカケで、少女を家に迎えようと、少女の家にお誘いに行くが、家は引っ越しの準備に追われている。 

少年は少女に伝え家に戻るも、アンテナの調子がやはり回復しなく、ブツブツTV放送が切れてしまうので、アンテナを直しに家の屋根上に行き、何度もアンテナの位置を直す。 

少女は家族の目を盗み、少年の家へ。少年は、アンテナを空に向けて支えていないといけず、何度も少女を出迎えようとするが上手くいかず。

すれ違い、最終的には、オリンピックで中国初優勝も、少年は少女に最期の挨拶が出来ない。 その10数年後、少年は…オリンピックを支えるコーチになっていた。そのインタビューの中で番組で初恋の少女との対面をセッティング。 まさかの再会でもあり、この日、もう一つのオリンピックの優勝を目の当たりにする。

 〜何という偶然と奇跡。そういう物語でした。少年の内は、挨拶も出来ずに別れた2人だが、最高な舞台での再会。 個人的には、少女の頃の服装が真っ赤なワンピースで、‘ゲゲゲの鬼太郎’の猫娘みたいで可愛かったです。

4、香港返還 回(回?中国語で探したが分からず)

1997年。式典。ある街の時計店店主が、遭遇する物語。 その日も店主は街の人の時計を調整していた。 自分に出来る事は、この技術のみだと語る…。

そして、命の恩人である、嫁に出会えた事で助かったと。 場面は変わり、イギリス領から返還される香港の式典会場。147年間?に渡り香港はイギリス領だった。 それがようやく、香港に返されるのだ。その式典の準備は準備会場で着々と進められていく。 

そんな中、0時に必ず香港の旗を上げたいと言う香港政府の依頼で、式典会場のイギリス側のチーフも時計を狂い無く合わせる事を了承。 其処で、有名な時計店に依頼したものの、複雑過ぎる外国の時計に戸惑い、街の時計店店主の元に依頼が舞い降りる。

 1秒とも狂い等無い様に…調整をする店主。 式典に行く警備員の妻を労い、“自分に出来る事は親から残されたこの技術だけ”と言う旨、妻に助けられた旨を語り、妻を式典に送り出す。 1秒も狂いは許されない…式典が進むなか、スピーチや音楽隊で少しずつ狂い始めるが、イギリスの旗が早めに下されるも、香港の旗を時間通りに上げる練習を何度となく繰り返した予行通り、時間を進める。 

0時。イギリス領から返還された。ピッタリの時間に花火は打ち上げられ、警備兵も香港独自の部隊に戻るべく、制服のバッジを変えた。

〜個人的には、この作品でもボロ泣きした訳です。“香港に領土を返還”。香港は、長きに渡りイギリス領だった訳ですが、その何十年もの間も生きてる人なんていない訳ですが、きっと中国に戻る事を夢見て過ごしてきた歴史があると思うと、泣けてきました。 

あと、当時のニュースを見て自分が歳を取ってしまった事の苦しさに悲しみが沸きました。 1の前夜に続き、旗の話になるとは、思わなかったですね。

5、北京オリンピック 北京你好

2008年、北京オリンピック前夜。 タクシー運転手の父は、息子に嫌われていた。 北京オリンピックの準備の仕事に精を出す息子。

父はその場を訪れ、あまり関わって来なかったであろう息子に、赤いスニーカーをプレゼントする。 息子は、要らない…サイズも合わないと突き返す。 そんな息子の元を去り、自分で赤いスニーカーを履く。タクシー会社に帰り、トランプを配れと言われた男は、タクシー仲間にトランプを配る。上司が、1枚だけ北京オリンピックのチケットを労いの為に抽選で運転手にあげると企画したものだ。 誰も当たらないのか?挙手をしない。まさかの、配った本人が当ててしまう。 上機嫌になり、客に自慢しまくる運転手。やっと、息子にプレゼント出来る!と、自慢する中、ある13歳の少年をタクシーに乗せる。少年は、チケットを自慢され「幾らで買ったの?」と値段を見ると800元。運転手は、「サマランチ(会長)に貰ったんだよ」と告げた。 少年を送った後、息子のバースデーパーティーに向かう。自慢げに勿体つけて、「歴史を息子は目にするんだ!」とチケットケースを開けると、800元が。 運転手は、カ〜っとなり、少年の行った先のホテルに向かう。 少年を追うが、少年は「強盗だ〜」と叫び逃げる。運転手も「盗人だ!!」と言い追いかけるが…街の人の協力の元、街はてんやわんや。警察も来て運転手も怪我を負う。 2人して病院に行った後、運転手は「何でそんなにオリンピックが見たい?」と。少年は、「800元払っただろ」と言う。 折角、田舎から出てきて1人、観戦チケットも無いのにオリンピック会場に来た少年には、其れが全てだった。 運転手は、折れ、少年にチケットを渡す。すると少年は「折角だから、お爺ちゃんの分も欲しい」と言い別れる。 翌日、オリンピック開催。少年はインタビューされ、「おじちゃんにありがとうと言いたい!…名前は分からないんだけど。赤いスニーカーを履いていたよ」…その時、運転手は、赤いスニーカーをはいていなかった。

 皮肉の最後と、最後迄インタビューに答えるまで少年は「ありがとう」と言わないのが、本当に小憎らしかった。 

とにかく、運転手の父が、今まで妻と少年と上手くやってこなかったであろう描写、運転手の胸元のポケットにトランプが入っていたのだって、賭け事をしている様な人物…と言う人物設定が上手かったとは思う。

が、兎に角、良い人間が出ないのか?この作品は〜と思わせといて、主人公が良いところを見せると言う。メッチャ何かを皮肉ってる作品だと思った。

6、有人宇宙飛行成功 白昼流星

2016年にもなろうかと言うのに、モンゴルと思われる場所では、貧富の差が激しいのだろうか。

いや、兎に角、田舎で貧しくて。少年が何度も少年院に入るのを見兼ねた人が、街を離れ見受けして欲しいとある人に頼む。

頼まれた夫婦は、少年を街の人から集めた金で見受けする事に決める。ただ、身体の悪い主人は、頼まれたと言え、自分の息子の服を貸し与え、湯浴みをさせ食事を与え、育てようと決めた。

例えその少年達が、そのお金を盗もうとも。 主人の嫁は怒って金も盗んだと警察も呼んだ。他にお金は、身体の悪い主人に使うのだと。 少年達は警察に突き出されても「誤解だ」と庇う主人公を信じ、翌日、主人が「迎えに行く」と言う事も着いていく。 

その迎えとは…有人宇宙飛行の成功で 着陸するロケットを見にいく事だった。 貧しい少年達は、其れを見て、貧しいながらも、主人に教えられ変わろうと思った。

 〜中国の中のモンゴル(であろう)。その少数民族であると言う主人公達に激しく悲しみを覚えた。

2016年と年代が出ているが、あまりにも貧乏すぎて…この時代にこんなに貧困でいるのが、実際にあるのだろうけど、辛い一面を見せられたと思った。

7、中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利 70 周年記念活動の式典パレード枦航(ONE FOR ALL)

 2015年、式典パレードで飛行機を飛ばす事を夢見ていた女性パイロットの話し。子供の頃から、空を見上げ空に憧れていた女の子。

 可愛いその子は、次第に勝気な女性に成長していく。恋人と別れる時でさえ、恋人に水をかける勝気。 

どうしても譲れない夢が出来ていた…空を飛ぶ夢。男性にも負けないで。 飛行訓練の訓練機でも、高いGを超え、男性にも勝てると吐きながらもパイロットに選ばれた。 だが。式典にて力及ばず

友人が、自分の変わりに飛んで欲しいと言うが、其れは…やはり出来ないと、引く。 本番まできたが、諦めた。その姿勢に、仲間達は、彼女を心から誇りに思い敬礼する

 …式典一つ取ってみても、「生きる」事の様に大切に熱く生きている姿勢。其れが、勇ましかった。それにしても、中国…いやアジアの女の子って可愛い。


『我和我的祖国』印象数

1、前夜 即使到了晚上,许多人还是为庆祝活动的举行而哭泣。 团结是惊人的…

2、相遇 ……结局非常痛苦。 这位英雄看到了一直等着情人三年的女人的纯洁和力量,并且回到了原本想回到情人的乡下的女人,在核试验失败的情况下也勇敢地关闭了电源。 我回来的时候真的哭了。 对于遭受炸弹袭击的日本来说,实际上将其作为视频展示核活化实验的场景是很痛苦的。

3、夺冠 〜真是巧合和奇迹。 就是这样一个故事。 两个男孩分手了,无法打招呼,但他们在最好的舞台上再次相遇。 就个人而言,这个女孩很可爱。

4、回彐?(我看不懂中文标题) 〜我个人在这项工作中也哭了很多。 “归还香港”。 香港已经是英国领土很长时间了,但是没有一个人生活了几十年,但是我敢肯定,我有梦回国的历史,而且我在哭。 是的 另外,当我看到那个时候的新闻时,我为变老的痛苦感到难过。 我不认为这是前一天晚上的口号。

5、北京你好 真可恶的是,直到讽刺结束和面试结束,男孩才说“谢谢”。 无论如何,有人描述驾驶员的父亲直到现在与他的妻子和男孩都不能很好地工作,那个说特朗普在驾驶员胸前口袋里的人就像一个赌注… 我认为设置很好。 兔子里没有好人吗? 这项工作会让您认为主角表现出优点。

6、白昼流星 〜蒙(大概)。 主角们说他们是少数,令我深感难过。 2016年即将来临,但实在太可怜了……我想我确实很贫穷,但是我想我能够表现出痛苦的一面。

7、枦航 …即使您参加一个仪式,您也将像“生活”一样小心翼翼地生活。 真勇敢 无论如何,中国…不,亚洲女孩很可爱。

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