2001年ジブリアニメ『千と千尋の神隠し』(ネタバレ)感想

2001年ジブリ映画。英題Spirited Away

すごく、楽しいね、宮崎駿。

TVで何度目かの地上波を見たんだけども。

宮崎駿が、最初に引退と言った時“もののけ姫”。その時は、凄くて。満席満席だった、確か。

それから、何度も、引退宣言したけど。やはり、続けてて良かったね。

地上波見てから、ツィッターでは、生の感想が溢れていた。 その時、やはり、“湯婆婆”の事や、“カオナシ”の事で溢れると思っていた。案の定、そうだったけど、よく見たら、“湯婆婆”は最高の上司!と言う感想!そう、その通り!大人になって、社会人になって見たら、油屋が、ホワイト企業に見えます。

たしかに、千尋が迷い込んで、[‘千’になった事]は、理不尽に見える。

だが、神さまがいる世界。違うのだ。世界観からして、違う。

そんな世界で、小学生が生きる為に、ハクと言うイケメンが確かにキッカケとか、道を作ったけど、千尋は、自分で道を開いた。 その世界で、暫く生きる為に。 衣食住を、手に入れる為に、悩みに悩む暇も無かったが、勇気を出して、礼儀も教わり、‘仕事’を手に入れる。そして、対応が良かった時は、新人なのに、報酬も貰える。 やり甲斐もありつつも、本題の、“親と一緒に帰る事”は、忘れてない。

その中で、カオナシに会い、湯婆婆の双子に会いに行く事を余儀なくされたりしたけど、本当に、“子供の頃の冒険”尚且つ、成長物語が、この作品だ。

宮崎駿の、元からの夢のある“トトロ”の様に、冒険劇だけではなく、千と千尋は、‘成長’をも、成し遂げた。 現実世界では、“ほんの少し”の時間なのだけども。

それでも、冒頭、ボっ〜としていた千尋が、一気に精神年齢が上がって、成長する様は、見ていてハッと、させられる。 最近では…ナウシカ→トトロには無かったラピュタや紅の豚や魔女宅からある、恋愛というか、ちょっとした‘恋’。

‘初恋’の様なモノを盛り込んでいる宮崎駿作品。ここ最近の、作品は、恋ありきでの、成長なのだ。 もし、宮崎駿が、本を書いているのなら、この“恋愛感”も、ありきだと言うだろう。

千と千尋…何回も、夏映画を、地上波で流す意味は、あるんだなぁと。とても、勉強になるし、何より、面白い。

昔は、面白いと感じず、ただ、冒険譚の勢いでボっ〜と、見ていた。地上波で。 劇場で見たら、また、感動もひとしおだろう。映像もキレイだからね。

また、夏に日テレでやって欲しい。

そして、宮崎駿作品で、まだ、感動させられたい。 でも、星5ではないのよ…千尋可愛くない、ごめん。星4で。

映画『千と千尋の神隠し』(画像:スタジオジブリ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました