映画『スマホを落としただけなのにー囚われの殺人鬼ー』感想

2020年作品

2020年作品。 今年2022年の地上波録画分、ノーカット。 TBSでの月曜(2022.3.14)にやったと言う…月曜夜から映画も最高ですね!

 先日、“今夜、ロマンス劇場で”も平日夜と言う枠でありながらの地上波…。有難い事です。ちなみに、フジテレビさんは、このタイミングで、“今夜〜”を、放送したのは、宝塚で舞台化の為らしいです。

 さて、それより、このコロナ禍に怖い…サスペンスですよね?推理もありな、この作品。前作が、意外にグロいと言うか怖さがありましたね。

今回の、2もサスペンス要素とグロさがあるかも?と覚悟してましたが、多少の性被害ギリギリみたいな場面と、拷問的な暴力でしたね。

吐くような迄の暴力行為は無かったと思います。 だからと言って、暴力や性に対して敏感なかたは見るべきではない作品です。

さて、サクッとあらすじと感想を書いていきます。

前回の1作目→『スマホを落としただけなのに』感想

映画『スマホを落としただけなのにー囚われの殺人鬼ー』あらすじ

スマホを落とし、個人情報を抜かれてしまった女性 稲葉麻美(北川圭吾)と、冨田誠(田中圭)は刑事の加賀谷学(千葉雄大)や警察により、無事、事件は解決した。

 その後、警視庁のサーバーにハッカーが情報を抜くと言う事件があったものの、麻美らの結婚式に、加賀谷とその恋人 松田美乃里(白石麻衣)は来ていた。

 加賀谷は、美乃里を紹介する。麻美は、加賀谷に事件の件でお世話になったと話し、犯人は今も留置中なのか心配そうに訊ねる。

 加賀谷は、留置中と答え、ホッとした2人は、今度は加賀谷と美乃里の結婚の番ですね!と茶目っ気に言う。

ただ、加賀谷はあまり良い返事をしない。美乃里は心配になる。 結婚式後に、美乃里は別れ話をする。加賀谷は追いかけない。

 追いかけてこない加賀谷にショックを受け、美乃里は友達をカフェに呼び出す。その際に、お店のフリーWi-Fiにアクセスし、二重で認証を求められる。

加賀谷は警察署に戻ると、警視庁のアクセス事件で騒いでいる。女性が山中に埋もれられ白骨死体になった事件も出てくる。 その山は、服役中の浦野(成田凌)が連続殺人で人を殺した場所であり、浦野の余罪では…と言う話になる。

が、荒木刑事(江口のり子)の見解によると、浦野の好みが黒髪の長髪の女性しか殺してないので違うであろうと言う話になった。 ただ、同じ山での殺しなので浦野が何か知ってるかもと加賀谷が聞きに人選される(加賀谷以外には口を開かないという事で)。

 加賀谷は、浦野が自分のトラウマ(母に虐待を受けていた)と同じ臭いを感じると言われ、‘コッチ側(殺人者側)’だと言う言葉で、会う度に気持ちを乱されている。それでも事件の解決に繋がる鍵として話しかける。

事件のヒントをもらったものの、事件はまた、起きてしまう。同じ山の小屋で白骨遺体を見付ける。 加賀谷は、2人の遺体が3年前のものでも、PCのデータを復元し、犯人を割り出そうと動く。

犯人はハッカーMだった。浦野も、知っている人物。 犯人のハッカーには、ネットに精通している加賀谷も警察も限界があり、お手上げ状態で、特例で浦野に留置所に最高級のPC環境を準備し、協力を仰ぐ事に。

ただ、交換条件に、加賀谷の過去を問う浦野。 加賀谷はまた、母のトラウマに苦悩しながらも、了承し、浦野に過去を打ち明ける。

その頃、美乃里は加賀谷から連絡がないままだが、盗撮され、事件に巻き込まれていた。 美乃里は梅雨知らず、加賀谷にやっと会おうとカフェに呼び出す。 加賀谷に家に置いて行ったモノを渡し、本格的に別れ話を…その最中に、女の人が加賀谷に話しかけてくる。

外に女性を連れ出す加賀谷。追う美乃里の目に飛び込んできたのは、介護施設の車の横で、先程の女性が加賀谷に「ずっと待ってたんですよ」と話しかける姿。 美乃里は訳も分からない状況に納得いかず、店を後にする。

加賀谷はMを追い、浦野もMを見付ける事に協力。そんな中、美乃里に着々と怪しい影が近付いてくる。 加賀谷にこの事件から手を引けと言わんばかりに、ついに、Mからのメールがくる美乃里。 美乃里は、その変なメールを加賀谷に転送。

 遂に事件に巻き込まれていると気付く美乃里には、警察に呼ばれ、加賀谷の上司からSPを付けるので、囮捜査をお願いされる。止める加賀谷。 聞かない美乃里は、囮捜査に協力する。

 加賀谷は過去のトラウマに勝ち、浦野と対等に渡り合えるのか?美乃里は助かるのか…?浦野はどうなるのか…事件は解決に向かうのか???

映画『スマホを落としただけなのにー囚われの殺人鬼ー』感想

いやぁ〜…どうなんでしょうね、この作品…。1よりは、そこまでサスペンス感なかったかな。犯人は想像つくし…Mが笹岡社長(鈴木拡樹)と言う理由は何となく、恋敵だったのかな、加賀谷がと思ったら、美乃里側だった。

理由もあんまり分からなかったが、とにかく、殺人してしまったと言うが、ハッカーMがそこまで優秀なら-加賀谷が居なくなった後、経営不振に陥らず、殺人にも手を染めなかったのでは?とも思った。

原作小説を読んでいないので、何とも言えないが、加賀谷も警視庁にハッカー出来る位なら、浦野を使わなくても努力でMまで辿り着けた様な気もするが。

 今回の地上波、ノーカットなので気持ち悪い殺人シーンはなかったと認識するが、浦野に対して吉原(アルコ&ピース平子)が、虫を食べさせたりのシーンは気持ち悪い。また、吉原が、スープに尿を混ぜた表現もイヤ。(「糖尿だから甘いかもな」のセリフは聞き取り辛く字幕を見た)

そしてこの男、競馬と言うギャンブルで多額の借金をしてる設定…。自分も今、競馬を嗜むので競馬=悪というのはイヤだ。ただ、この吉原の様に借金をするほど、競馬はしていないが。

 最後のクライマックスでは、Mかと思われる人物に加賀谷が傷を追いながらも戦おうとし、気絶してしまうのは、Mって誰?出てない人物と思ったら、それもその筈…潜入捜査していた刑事。

犯人退治でMと関係ありそうだと予想させる匂わせのJK16と言うホワイトハッカーも誰?と思ったが、モブキャラ扱いで殺された。

Mからの指示で根岸が犯行に及ぶのも、Mを笹岡社長と思わせない為の仕掛けではあったが…。今回、色んな人物を出して、観客に推理させるのが、映画だと犯人バレバレだったなとは思った。

浦野が脱獄するのも、まぁ、判った。想像の範囲の映画内容なんだよな。

 ただ、終盤で、最初の結婚式で加賀谷に「お前もスマホを落とせば(結ばれる)」と言ってて、そんな事言わないで〜なんて花嫁に言われてたけど、美乃里と加賀谷の出会いが既にスマホを落とし拾った事からだって言うオチは最初のシーンを回収してるので、読めなかった事で、上手いなとは思った。

前作の疾走感と比べると、まぁまぁな作品でした。

千葉雄大をあまり存じないけど、顔に力があるね。成田凌は、上手いのかな。 ずんの飯尾が出てたり、あきら100%が出てたり…芸人多いね。中田監督が好きなのかな、芸人。

“囚われの殺人鬼”って副題が浦野が囚われてるって意味ですよね…。どうなんだろう。服役してても自由にやってるんだから、囚われてる感ないよね。暴力には遭ったけど。

スマホを落としただけなのに2 Amazon検索結果

映画『スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼』(スマホを落としただけなのに2評価)国内外評価

英語の評価サイトIMDbでの『スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼』は、4.3/10

日本での評価サイトALLCINEMA『スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼』の評価は、6.3/10

また、KINE NOTEでの『スマホを落としただけなのに囚われの殺人鬼』の評価は、65.2/100

国内外に評価低めですね…。

コメント

タイトルとURLをコピーしました