映画雑談38.映画館スタッフの日常③〜2010年映画ふりかえりも〜

2010年作品

〜と言うわけで、2010年の映画館スタッフブログの始まりです…!

1年経っても、BOXと呼ばれる映画館窓口スタッフでした。 部署移動無いんだよね、スタッフって。(と、この時は思っていました。)

相変わらず、高リッチに佇む映画館は、たまに芸能人も来たよ。 私は、ニブイので気付かなかったけど。

プレミアスクリーンは相変わらず高いけど、そう言う方々がいらっしゃった。 併設するレストランは、あまり混んでるとは言えないラウンジだった。

映画館スタッフの仕事(チケットカウンターの朝番)

 朝番が多かったので、出勤し、朝礼前にレジの立ち上げに、お金をレジに入れる。 オフィスで予め、駐車券とお金を数えてレジに入れるのだが、万が一、入れた時足りなかったら…なんて事はないと思うけど。自分の使うレジの確認をする。

 レジは当時、6台くらいあったろうか。昔は、椅子に座っていたらしき椅子があったが、私の時には、何故か立って接客。 

レジ立ち上げのついでに、インフォメーションカウンターが映画館には珍しくあったので、インフォメーションの電気やTVのモニターを点ける。 プレミアスクリーンやメインエントランスの滝をスイッチONにして、朝礼。

 朝礼の際に、伝達事項があれば、伝える。 挨拶練習。 

朝礼は、各部署代表者1人なので、朝礼後、出勤してきた2番3番手に引き継ぎ。 もしくは忙しい土日祝日と水曜、イベント当日などは、朝礼シートを共有。 それか忙しい日は朝は、みんな同じ出勤時間。

 ポイントカードを準備したり、机を拭いてる内にオープン。 オープンしてから、接客の繰り返し。 たまにインフォメーションの人の休憩回しあったり。 それが1日の日常だった、2009.2010年でした。

それでは、2010年の映画も振り返っていきながら、忙しかった日々を語っていきましょう。

2010年映画振り返り

1月からインセプションでしたね。ただ、私は結局、見てないけど。 インセプションで声優が渡辺謙がしてたからか、若手の歌舞伎俳優がプレミアスクリーンに4席取りたいと、来てたけど、当時混みすぎてて、離れた席しか空いてないデス…と言ったら、ムッとされた。

ゴールデンスランバー…面白かったと後から見たけど、当時、舞台挨拶してて、堺雅人って人気あるの?とか言ってた。 私の初堺雅人作品は、『アフタースクール』でしたけどね。後に見て、邦画でこんなに面白いとは思ってなかった作品。

堺雅人より、濱田岳くんの役柄が神がかってた。 後に、堺雅人も接客したし、濱田岳くんを舞台挨拶の時に見たのは、良い思い出。混んでました。

パラノーマルアクティビティ…まさか、この頃から、怖い映画を彼とずっと今後まで見る事になるとはこの時、思わなかった。3まで見たけど、ホラー続編は監督が違ったりするからイヤ。ホラーはあんまりやらない職場だったけど、それなりの動員だった。

バレンタインデー・ニューヨークILOVE YOU…洋画の恋愛映画。どっちも面白かった。洋画の恋愛映画は王道だから、主に週末カップル見にくるヤツ。 

 告白なんて、後に見たよ。松たか子の事、好きとかなくて。ただ、混んだね。

アリス・イン・ワンダーランドも、話題でしたね。 私も彼氏と見に行くのに満席で、1番前の席に座って見る羽目になりましたよ。面白かった。さすがディズニー×ジョニーデップも混んだ。

トイ・ストーリー3は、トイ・ストーリー1.2をあんまり知らなくて、地上波で見てから、見に行ったと思います。いや、結局、3も見なかったかな。当時は。後の4は見に行った。ディズニーは、混む。

借り暮らしのアリエッティもこの頃。 映画館には見に行ってないな〜。ジブリは週末混む。

ハリーポッター(死の秘宝)をやれば、子供がコスプレしてきて、ハリポタファンはグッズに殺到。 ハリポタは、問答無用で混んだ。

シャーロックホームズも人気でした。面白かったし。 立地で、混んだ作品でもある。インターナショナルスクールあったからね、映画館の周りに。

プリンセスと魔法のキス…ディズニーの有名じゃない映画。黒人のお姫様は稀だったけど、面白かったし、好き。 出来立てのみなとみらい(桜木町)の映画館ブルグ13で鑑賞。妹と2人で見てたが、貸切でした。 

ダーリンは外国人…面白かったです!人気漫画の映画化。邦画はそれなりの映画館だったので、印象薄め。

タイタンの戦い3D…アバター以降の3Dだけど、無理矢理3Dにしたのが否めない。面白くはなかった気がする。 洋画は混む。例え面白く無いかもと思っても、3Dは珍しかったから。

赤毛のアングリーンゲーブルズへの道…映画館で見てなくて、最近BSで見た。面白い。 働いてた映画館でやった覚えない。

ベスト・キッド…ジャッキーチェンのリメイク版。近年また、地上波で見た。やはり、ベストキッドもジャッキーも最高。 ジャッキーファン多め。立地的にそれなりの動員しか入らなかった。

バイオハザードⅣ…ずっと見てるシリーズ。でもこの後Ⅴ?のローラ出てる辺りとかもう見てない。混むよね。シリーズ見てる人と、見てなくても、地上波で前シリーズやると混む。

君に届け…今は亡き三浦春馬くん。とっても風早の役がイカしてた。原作と違って良い。漫画が流行ったから実写かと思ったが実写も良い。 邦画はそれなりの動員だった、

リミット…閉じ込められる系の走り。なんで見に行ったのか後悔する映画。1人でずっと閉じ込められてた。 こんな作品でも、まぁ人はいるんだよね。当時、低予算、B級映画でも入ったから。

パラノーマル・アクティビティ第2章TOKYO NIGHT…パラノーマルのスピンオフ。怖かった。働いてた映画館でやった覚えないかも? 邦画だし。個人的には入っても良いだろうって怖さだったけど。

座頭市・特攻野郎Aチーム…ここら辺も見たかった。 問答無用で人気作は混んだ。

この時代、TUNAMIと言う作品で、日本の津波が起きた時で、公開が延期になったとか注意書きが出たとかあったな。

アイルトン・セナの映画の上映の際には、濃いお客さんばかり来て困った。F1好きなのは良いけど、態度が…。

この頃、前年の3D作品アバターから、3Dメガネを満席で貸し出ししてた時代なので、必死に色んな部署の人が影ながら拭いてました。 3Dメガネを配るだけの手伝いも行きました。 当初の3Dメガネは、電池式で、電池切れると見れない。 

 電池が切れたり、3Dメガネが汚いと怒られて、払い戻ししろ!とお客さんがうるさかったですね。

汚いと思うなら、3Dメガネを首からかけて(紐付きでした)トイレ行ったり持って帰ったりして欲しくなかった。 3Dメガネのレンタルは、マジで不評だったんだろうな。 今は、買い取り式(再利用)。

 近年は、3D作品無いですが、3D作品で、3D酔いするけど3Dしかしていスクリーンはに見にくるお客さんが、ちょいちょい居て。そう言うお客さんは、裸眼で見ますと、3Dメガネをかけないで見てましたね。

 そんな感じの2010年の映画の思い出。

私はと言えば1年経っても慣れなかったかな。 映画館の中では年上で入ったし、同年代くらいの人が居なかった。 四捨五入したアラサー仲間が居たけど、友達と呼べる存在なのか?と。

 けれど、同期のヲタクっぽいメガネと、ジャニオタの女子大生とは仲は悪くなかったし、優しい先輩も居た。 上司は、面白い支配人に、チケット担当の社員は浮気してるって噂の男だったけど、明るかった。(後に浮気現場を見た)

TIFFの会場でした2010年〜

 当時の2010年…急に、“国際映画祭”の会場の1部になった。 はるか昔?渋谷でやってた気がしたんだけど。 この年から、2020年迄、毎年、東京国際映画祭(TIFF)の会場でしたね。

TIFFの接客は普段と違って、チケットぴあさんが来て、チケットぴあさんのノーパソからチケットを販売する手順でした。 お会計レジも全く違って、違算出せないな-ってプレッシャーはありましたね。 ジャッキーチェンとか来日してって話し聞いたけど、スタッフが観れる訳も無く。

 外人の監督や役者は舞台挨拶予定だけど来日しない事もあったとか。 まぁ、日本で公に公開もしないミニシアター系の映画もあるし。 そんなもんだろうと思いました。

 TIFFは今や、企画でアニメもあるけど、この当時の第23回のTIFF辺りから数年はアニメは小規模だったな。 でも、このお祭り騒ぎは、マニアックな映画好きとこだわりある1人評論してるみたいな人の集まりで濃かったお客さん。

 近年でも、TIFFしか来ないようなマニアックなお客さんは、TIFFに来るね。そして、トラブル起こしてたな。 ちなみに、TIFFは遅い時間までとかオールナイトもあり、ボランティアもいるけど、映画館スタッフはお祭り騒ぎに戸惑ってたかも?

 深夜だと子供は東京の条例だと入れないし。 アニメ作品でもね。

色んな制約の中に、開催してた秋のお祭り。この時は、チケットぴあだったけど、後に違うチケット会社…配給になったのかな。主催会社は同じ様だけど。

 近年、去年の2020年は、新宿・日比谷・イベント会場・六本木と幅広くやってた様ですね。感染対策しつつ。 映画祭は、お客さんのお祭りって感じで、スタッフとして、当時は全く参加しなかったですね。仕事にも慣れないし、お祭り騒ぎで疲れてしまって。

午前10時の映画祭(第1回 2010年)〜

 この年、年始早々にも、朝10(午前10時の映画祭の略称)もはじまりました。

名作を朝早い時間のスクリーンで上映する会でした。

この名作も上映するのになかなか来ない客層の年配以上のかたが多くて。 まぁ、普通の声だと小さいと言い、大きい声を出して接客すれば五月蝿いと言われ…。なかなか、優しく無いねなんてカスハラされたりありましたね。 補聴器を付けて欲しい。

 目線の高さ、真ん中辺りの席で、周りと被らない様に席を案内したら、後ろの席を希望してきたりして、目が見えないから変えてくれと座席変更を無理強いされたり。(席の変更・キャンセルは基本出来ない) メガネを持ってこい…。 そう言うお客さんに限って、サングラスしてたりで。

 席が遠い、見えない見えない言うより、メガネを持参して、サングラスを外せ…と思う事も度々ありました。

朝10自体は、私も好きでした。 個人的に、チャップリンや初代ゴジラなどモノクロの名作好きなので。 まさか、その時は、年1で毎年、今に至るまで開催すると思ってなかったですね。 だが、この後、数年後には、働いてた映画館で、朝10をやめてしまいましたが。 支配人のセンス…なのか、大人の事情か知りませんが。 朝10向きの映画館ではなかったのかな。

 そんな2010年でした。

ただでさえ、舞台挨拶あったり、スクリーンを会社に貸したりの映画館で忙しいのに、TIFFや朝10始まって大変でしたね。スタッフ1年目だったのに。慣れなかったね。

 たまに暇な平日あると、ボ〜っとしてました。 それでは、次回は2011年の振り返りしながら、スタッフ2年目の話しですね。スタッフ時代2年目辺りから、色々起こりました。 いや、日常はずっと忙しかったですけど、この頃は社保に入ってなくて。

 イベント派遣と兼業してたので、週4〜5しか働いてなかったです。給料は、850円から870円に上がりましたが。 入って1年しないで、レジ違算で5千円出した事もあるし、迷惑をかけたけど、時給を上げてくれた当時の担当社員、ありがとう!20円でも嬉しい。

 ちなみに、実家が横浜に引っ越し、生まれ育った都内で働くため映画館に行ったので、交通費はマイナスでした。 ワンコインしか交通費出ない場所でした。だから、時給は上がって嬉しかった。当時としても、高リッチな場所に映画館立ってるのにクッソ時給低かったけどね。楽しかったから。

 それでは、また…映画館スタッフブログをお楽しみに⭐︎

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