来る(映画)感想

原作のネタバレを読んだら、全然違うので、やり直してほしい。

なにせ、主人公夫婦の絶命の終わりかたより、原作のほうがまだ、救いはあるのではないか。

この物語は、原作の文庫本で、“ぼぎわんが来る”と言う民話を基にしたホラーである。 だがしかし、映画は妻夫木くん、岡田くんを主軸にしたストーリーである。

 妻夫木くん演じる主人公は、イクメンに見せかけた男だが、実は、車内で遊んでいたちゃらんぽらんさもある。そして、過去。ぼぎわんが来るよ…と言われた体験を地元でしていた。嫁は、見てるうちに、浅田真央みたいに見えてくる。

それはそうと、子供が出来るキッカケで、夫婦の関係も崩れ、“ぼぎわん”を呼び込む。 主人公の友達の紹介のライター的な岡田くんの役に依頼がある。

そして、紹介したキャバ嬢霊媒師。“まこと”に相談すると、まことは、‘奥さんに 家族に優しくすれば収まる“と。この言葉、確かに重要で、コレが叶えば、事件にはなっていなかった。

 そして、事件の引き金を引いた妻夫木くん演じる主人公は、絶命。その前には、主人公に関わった職場の後輩も不審な死。この先も、人が死ぬシーンはエグい。

ホラー映画としては、死にかた及第点だが、実際、原作と比べてしまうと、’どうして ぼぎわんが来たのか?“と言う疑問を果たしてない。涙しますね。

‘死を見たい’と言う子供の欲に、ぼぎわんという呪いがやってくる。

 話を進めるが、夫婦、絶命後、霊媒師“まこと”の姉の実力の霊媒師の姉…松たか子が演じる。お祓いまですごく時間を要するし戦いで大変だが、ギャグ的なところもある。 コレは、原作の映画化と言うよりは、原作を模したコミックスの映画化みたいな感じ。 怖さを求めるなら、良い。だが、着地点を壮大な感動を求めるなら、無理な話である。 フツーの作品。

 こういう話し、大体、川村元気がプロデューサーか……。

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