『AKIRA』(アニメ映画)感想1988年作品が2020年に蘇る

アクション

初見では無いはずで、私は、昔、見たはずだが、改めて。 今、バンダイチャンネルや、dアニメストアで、視聴可能。 バンダイチャンネル(今の処、月額千円税別)・dアニメストア(月額400円税別)だが、バンダイチャンネルは、期間限定初月無料。dアニメ〜は、docomoアカウント登録初回初月無料。Huluもやってるらしいです、

AKIRAの映画の概要については、漫画も含めてウィキペディアに載っている。

 私が視聴したのは、わけて配信されているアニメ動画ですが、映画となんら変わりないです。映画をまとめて125分、配信出来ないのか、6話分に分けてありました。私の見たのが、dアニメストアでした。(3末迄の配信でした)1話20分ほど。他のビデオオンデマンドは、映画1本の配信だそうです。(バンダイチャンネル、Hulu) dアニメストアしか、アカウントが無かったのと、数話づつ見て、後日見れる利便性もあり、dアニメストアのまま見ました。

 さて、先述した通り、何処かで子供の自分でAKIRAの映画を恐らく見たのだが、覚えていない。 だがしかし、今、今年のオリンピック時期と同時に、オリンピック中止になると言う現実とリンクするアニメを、目のあたりにしたかった。 また、今年2020年の4/3〜IMAXによるリバイバル上映が決定したので、そのおさらいとして、拝見した。

 まず、1988年映画にしては、先進的だったと言う事を、何度も言いたい。何がすごいって、アニメ的に言えば、プレスコ撮影したそうで、アニメのキャラと口がピタッとあっている事。通常、アフレコであり、アニメの完成図やリハーサルだと人物の‘アタリ’(大体の立ち位置でキャラの名前だけ書かれてたりする)を見ながら声を充てていくが、プレスコとは、外国映画では此方が主流で声を前撮りし、キャラを充てていく手法である。 それの綺麗さに驚きを隠せない。お金が、セルが枚数がかかるねと言う作画になる。 当時、SFとして、オリジナル作品としてよく、お金をかけられて作ったなと思うが、アニメ黄金期はやはり、8、90年代だったろうから、スポンサーのおかげかもしれない。 また、今では主流となった3DCGアニメーションで動きがスムーズだ。 とは言え、全てフルCGではないだろうとわかるくらいの、素晴らしい動画が散りばめられている。 動画枚数の量の多さよ。感動するレベル。 それは、今時のアクションアニメやらが、全てCGで手書き感のないヌルヌル感でも綺麗には見えるが、この年代のアニメセル画の厚さ(熱さ)は圧倒という他ない。 アニメを見続けてものにならわかるであろう話だと思うが。

 ストーリーは、アニメ公開と同じ年1988年に、日本の関東地方で第3次世界大戦が勃発したという驚きのもの。まさか、現在を生きている時代に、88年に映画を見ていた人達は「え?今年、第3次世界大戦が起こったの?起こるの?て設定とは!」と、驚いたはず。 そして、タイトルコールと共に、“ドドーンドドーン”という重低音のBGM。これだけでも、カッコ良い。それが、映画開始1分ほどで説明してしまう。 そして31年後の舞台。地下へ続くBARが出てきてそこにいる金田。ジュークボックスを操作し手間取っている様に見えるが、仲間が呼びにきたと共に、その操作を終える。そして、バイク整備をしている鉄雄の元へ。バイクに跨ったと同時にジュークボックスの音楽が鳴る様なBGM。 未来の街並み、信号を見ても現実の88年にはない世界で夢の様であるが、古さを同時に感じるのは、作者が‘昭和’を描く事こそ、AKIRAの世界観言っている。 だが、現実世界の昭和63年の翌年には昭和64年は1週間で終了。平成元年という新たな時代へと突入したのは、あまりにも偶然と舞台が整っている。

 物語を見進めていくと、より、昭和の時代を感じる。夜のネオ東京をバイクで走る‘暴走族’しかり、白髪の少年にあってパクられたあとに昭和歌謡が流れる街並みなどは、まさに昭和だ。

 話を戻すと、暴走族の抗争中、鉄雄は負傷し、仲裁に入ったアーミーに連れてかれてしまう。白髪の少年タカシ(26)というナンバーにの少年)は、施設から連れ出され逃げ出してる途中だった。 逃げ出してる途中、連れ出してくれた職員が負傷。引き金に不思議な力で、街を破壊。 そんな様子を見た金田達は、タカシを連れ戻しにきたアーミー達に、否応もなく叩かれ、その後、警察にパクられる。 端的に言えば、その後は、もう、鉄雄が連れ去られた事、タカシに会った事により、金田達の人生が変わっていくと言う話だ。 細かい描写が多いのだが、此処でパクられた後、戦災孤児だった彼らが職業訓練校に呼び出され(学校に通って就労するまで寮に入るのか…親代わりの学校であろう)、先生に「指導!」と言われビンタされるシーンは、今だと体罰問題打が、現実の80年代もまだまだ体罰は、あった。

 ヒロインとしてケイと言う女性も出てくるが、絵が劇画チックなだけに、見た目は男性の様なショートカットの女性だ。声優さんは、Dr.スランプのアラレちゃん役などで知られる小山さん。カッコ良いボイスだ。 鉄雄は、幽☆遊☆白書の幽助などの佐々木望さん。そして、もう1人の主役は金田…岩田さん。私は、あまり岩田さんを存じないが、OVA『同級生』の主人公役の時は、視聴しました…。 メインキャストは竜役に玄田さん(シティーハンター海坊主、アーノルドシュワルツェネッガー)がいるなど、今でも大活躍されている声優さんも。

 今では、AKIRAの様な作品は沢山あるが、SF的で、写実的で、格好良く、お金をかけられている作品はそうないのでは。

 オチ自身も今は良くあるが、‘人類の技術で巨大な人工的な超能力のある人間を作り出したが、扱いきれない。それと対峙する話し’だ。 素晴らしいのは、絵柄、動き、音楽全て昭和設定にも関わらず、今見ても新鮮で格好良いのだ。 普通の人間金田が、幼馴染みで友人の鉄雄が手に入れたAKIRAの力(AKIRAと呼ばれる成れの果てだが超能力を持つホルマリン漬けの能力者)を1番は、近くにいた金田に対抗心を燃やして、憧れと憎しみで戦ってしまう。金田は勝てるのか? 鉄雄が羨ましがるほどの、金田の真っ赤なバイク。作品の冒頭で“欲しけりゃ、盗ってこい”?と言う様な台詞もある。 恐らく、暴走族であり、人のモノを盗って、メンテナンスは自分でして、生きてるんだろう。

 この、金田のバイクは、有名だ。リスペクトした画像が何個も作られている。それは、他のアニメに限らず、実写作品でも。近年では、レディープレイヤー1にて、まんま‘カネダのバイク’だった。 バイクなんですが、実際に3輪か4輪に置き換えて発売して欲しい。外国の3輪だと、ヘルメットを被らなくても良いので、そのままのモデルが絶対的に出て欲しいであろうが、実際、ヘルメット問題を考えれば、3輪にして出す事にお願いしたい。

 クライマックスで、鉄雄に帰ろうと大佐が言うが、大佐が言ったところで「では帰ろう」とならないよな…と言うシーンは、大人と子供の対峙でもあるのかなと思ったし、その前には、鉄雄を抹殺する為にレーザー照射するが、レーザーで光をあててから照射するまでは、間があった。 その違和感。まぁ、上手く伝わらないよなあぁいうシーンは。

 最後、鉄雄が肥大し、どうしても憎いと思っていた金田に助けを求める。金田自身も頭にきて、何度も何度も鉄雄を打とうと本気で打つ、戦う。 けれど、恋人のカオリを取り込んだときにカオリの悲しみ痛みが伝わっていき、‘死’を理解したのかも知れない。その時、鉄雄は、必死に「カネダー!助けてくれー!!!」と叫ぶ。

AKIRAのパワーに取り込まれ、鉄雄が金田と精神的に1つになる時、鉄雄の記憶なのかがダウンロードされる。金田の中に入っていき、鉄雄の中の記憶を辿っていく。 そして、それと同時にAKIRAの中に入った子供達は、金田を助けようと入ったのだが、子供達の記憶も一緒に見る事になる。ナンバーズとはAKIRAとは、何だったのか。マサル、タカシ、キヨコは集められ改造された中でも優秀な子供だったが、肉体は衰えてしまった。AKIRAも、最初は人間だったが…次第に、力の大きさが、ホルマリン漬けと言う成れの果てになる。

最後は、金田は助かり、ヒロイン ケイと、暴走族仲間の甲斐と、生き残る。 ちなみに、漫画版では、違う終わりかただそうです。漫画も、原作者・アニメは監督、大友克洋。後に、AKIRAと題材は同じ感じのテーマ?老人問題も含むSF『老人Z』もおススメ。

 ナンバーズとは、AKIRAとは、なんだったのか。利用された子供達は、儚い命を散らしたが…最後に、AKIRAの力を持った様な鉄雄が「テツオ」と名乗る抽象的なシーンも、注目だ。 

この映画の素晴らしいところを書くと、キリがない。間違えなく今でも星5の作品である。 音楽の素晴らしさは書いたが、合唱の様なコーラスの音源だったりも良いが、時々、‘静’がある。 無音で、静と動を使い分けてる格好良さは、言葉に表せないくらい素敵である。 また、気になったのは色。“赤”が多用されている。赤いインクが余ったのか…何て素人目線では思うが、恐らく作品のカラーとして、赤を多用したのであろう。 赤は、カネダのバイク、鉄雄のマント、他には金田のジャケットは赤。様々なシーンで、印象付けている赤は、戦略通り、イメージカラーになった。 もう、星5つでしょ。

 昔の映画だと、なぜいつも日本で起こるんだ?こう言う事件???ってなるけど、それも感じるが圧倒もされる。

 

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