1998年映画『ザ・グリード』感想地上波午後ロー2023.4.13

1998年作品

1998年作品。ホラーSF作品。化け物系のグロさと序盤はそのヒントも無いドラマ仕立てな事から一切ホラーを感じさせず、何のドラマが始まったかな?と驚くばかりの作品でした。 ビデオテープで販売(セルビデオ)から円盤(Blu-ray・DVD)は入手困難なパッケージで稀な問題作?

今日の映画感想では配給(東宝東和)が何も呟かないので、他の会社の公式の中の人まで呟くと言う貴重な映画!↓

午後ロー(TV東京 午後のロードショー※毎日平日地上波放送 27周年おめでとうございます!)で久々の地上波と言う事で話題になりました。近年、コンプライアンス問題もありホラーのエグいシーンは放送されるのか?も話題になってましたが、なかなかどうしてノーカットではなかったです。(まぁほぼノーカットは午後ローでは無い。ミザリーもカットされてたし)

感想書くまでに凄く時間を要しましたのは、当時の熱狂的なファンもSNSで盛り上がりが熱く、私は当時見てなかったので語れずの初見さんなので、遅くなりました。SNSも参考に進めていきたい映画感想…熱いぜ! ちなみにホラー大好き夫は勿論、存じていて最高!と言っていた。

帰ってきて第一声の“ザ・グリード最高!”は…じゃあ、録画しといてよって…。朝だけ仕事で午後ロー中に少し寝落ちした私が言いますよ…撮っとけよって。 いや、映画で滅多に寝ないのに、やはり仕事疲れだと寝ますね。

さて早速、感想スタートです…か?

1998年映画『ザ・グリード』詳細

映画『ザ・グリード』情報

◯監督…スティーヴン・ソマーズ 

◯配給…ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ(米国)、東宝東和(日本)

◯キャスト…ジョン役トリート・ウィリアムズ、トリリアン(女スリ)役ファムケ・ヤンセン

サイモン役(豪華客船船主)アンソニー・ヒールド、パントゥーチ役ケヴィン・J・オコナー

ハノーバー(傭兵グループのリーダー)…ウェス・ステュディ

映画『ザ・グリード』あらすじ

密輸業者のジョン・フィネガンは依頼主を乗せ、密輸船サイパン号で移動していた。サイパン号は武装した傭兵グループと武器を乗せ移動。ジョンは依頼主を詮索して依頼を受けていないので同じ船員に文句を言われつつも後悔し進んでいた。

海面は暴風雨により荒れており、サイパン号は漂流していたモーターボートに当たり損傷してしまう。 ジョンは船長として船員を守るべく船を守るべく動こうとするが、依頼主のグループ主ハノーバーに船を乗っ取られてしまう。

 その頃、海上では3000人を乗せた豪華客船アルゴノーティカ号は南シナ海のクルーズを楽しんでいた。中には女スリ師が船員のIDを手に入れ、金庫室へ。モニターには女性のCGが認証するのに証明書をとプログラム通りに話し、女スリ師トリリアン・セント・ジェームズはIDカードを入れ難無く金庫室に入室。

金庫の中からお宝を手にすると、気付いた船員達が彼女を囲み捕まえる。 そんな事は梅雨知らず、パーティーを楽しむ彼らだが、船に何かが接近したと船員が気付く。そのナニかが船に当たり、船に振動が走り、傾く…。その衝撃に船に付いていた救命ボートも投げ出されてしまう。

アルゴノーティカ号の多くの乗客は皆一斉に逃げ出す。走ってホールに向かう乗客たち。パニックになった女性はトイレに逃げ込むが其処に怪しい影があり…。

 この豪華客船アルゴノーティカ号を狙っていたのは謎の物体?だけではなかった。 負傷したサイパン号に乗る傭兵軍団ハノーバーは、この船の海賊一味だった。 サイパン号が負傷してる中進みアルゴノーティカ号に近付くハノーバー。

シージャックを成功させるべく、サイパン号のジャック達を人質にも取り一緒にアルゴノーティカ号に乗り込むが…。全く何も聴こえてこない客船。 クルージングを楽しんでた時は和太鼓の音を響き渡らせ賑やかにしていた船内の音は、1つも聞こえてこない。

ハノーバー達は誰も居ない荒れてる船の中を散策する様に進むがシンとした店内から少しの音でもビビる傭兵は銃をぶっ放すが…やはり何も起こらない。誰1人、出てこない。彼らは少しずつ進み金個室を目指す。

 その頃、トリリアンは捕えられてた部屋で目を覚ます。周りの音もしない荒れた船内を進み、金庫室に着き、また金庫の1つを開けると…傭兵軍団に出くわしてしまう。 最初は、船員のフリをした彼女だが傭兵達にお前は誰で、何故船に何も無いのかを尋ねられる。

力任せに捕らえられる彼女だが…この船には大きな怪物がもう足元まできていた…。 怪物の正体とは?ジョン達は生き残れるか? 序盤のドラマとは打って変わったホラー展開に誰もが衝撃を受ける…90年代後半のクリーチャー(創造物)映画の金字塔?ここに極めり!

映画『ザ・グリード』感想

冒頭はなんで???の嵐だった。いきなり船内での掛け合いのドラマはまだ分かるが、豪華客船に切り替わり…なんで?と。え、話題の映画を見始めたがこの映画のジャンルも分からない、前情報無く見てるが宣伝だと…ホラーっぽいポスターだったのに???と、ハテナマークの嵐だった。午後ローの前日のTwitter↓

午後ローTwitter映画『ザ・グリード』前日のお知らせツイート

あれ?パニック映画???の割に物語は海?だし、ドラマが密輸船員と傭兵軍団の喧嘩からはじまるし…これ、冒頭の喧嘩見なくてもOKな流れ?と半分、朝の仕事から帰ってお昼を食べうとうとしてた私は、寝ぼけ眼で見ていた。

傭兵達は強そうだし依頼してるのに船長のジョンに食ってかかるし。ジョン達が力に屈しなく船の操縦やめたらどうなんだよと思ったが、あっさり屈してしまった。それに、女船員を傭兵は“アジア女性とはやった事ないなぁ”なんて下ネタも言うし…。あれ?コレコンプラ的に良いの?みたいな始まり。

女船員レイラはアジア系の顔だし…レイラ(ウナ・デーモン)は何人だろと調べたら韓国人のかたでした。パントゥーチとは恋人同士だけど離され船の修理に1人行かされて…1人で溶接するのはお手のものか力強いキャラにも関わらず…傭兵が外で文句言い見張ってる中、1人で化け物にヤラれ逝ってしまう可哀想なキャラ。生き残ると思ったのに?

ヒロインはやはり女1人しか生き残らないの?女スリ師のトリリアンか。え…でも可哀想だなレイラ。エロい事しか考えてない傭兵マムーリ(クリフ・カーティス)に襲われなくてはよかったものの。

 そしてな展開は相次ぐ。サイパン号では船員が、傭兵達の積荷の魚雷の話しばかりしてたと思ったら、豪華客船はバーンって損傷させられるし。え?何が起こった?冒頭15分位でと思った。豪華客船の和太鼓演出と言い、キャスト達ちょいちょいアジア系起用する監督はアジア好き?

ハノーバー役のウェスさんだってアジア系?かと思ったらアメリカ出身。ただネイティブ・アメリカン(インディアン)の血が入ってる事からアジア系っぽい顔立ちなのかな。

 そう思ってる内に急に!急に!!パニック映画らしくなってきた。何系の怪物なの?と予想も出来ず…蛇みたいな触手は見えたと思ったら話が進むにつれてまず、大きい事が判った!豪華客船の乗客を喰うくらいだもんね?

触手、タコみたいな?そして…あぁぁぁぁ!大きな口でした。例えるなら蛇の様な長い胴体、蛸みたいな触手、そして…口は全体的で最近の映画ならクワイエットプレイスの口みたい。 “クワイエット・プレイス”はこの映画を参考にしたのかも?

次々と怪物に喰われていく船員と海賊達だが、ジョンが初めてトリリアンに出逢ったシーンでは緊迫するシーンながらもエレベーターに2人乗り込み見る目合う…一瞬。それが恋の始まりみたいな伏線だった。

エレベーターのくだりも上がったり下がったり止まってみたり、よくエレベーターを使った作品でしたね。

豪華客船の船主サイモンが海賊の仕掛け人…と結構、ホラーなのに人物が多い。海賊を仕掛けた割に客船の乗客を殺すつもりはなかったと言ってるが。自分が助かりたいからといって仲間と言うか雇った海賊と共に行動してたが、海賊を攻撃したり酷いヤツだった。

最後はジェットスキーで逃げようとしたが敵わずだったが、豪華客船の下にあった船に飛び降りた。まぁ、足折れるよなとは思ってたが命には変えられずそのまま逃げ切るかと思いきや自動操縦の船を上手く操縦出来ず客船に当たり自爆…。

パントゥーチは本当に可哀想だったな。恋人のレイラ亡くなっても頑張って作業して、生き残る為に傭兵リーダーのハノーバーと一緒に行動するが撃たれるし。 ただ亡くなったと思ったら、生き…残ってた笑。

ハノーバーと言えば、ジョンと共闘するがパントゥーチを犠牲にして逃げようとすしたり残酷だが冷静に生き残るために動いてると言った男だった。が最後は怪物に喰われそうになりもう下半身逝ってる様に見えたが拳銃を渡され、自分の決着は自分でつけな…と言われ怪物にヤられるよりは自死しようとしたら…最期の弾は使ってたので怪物にやられてしまったと言うね…。

傭兵の1人ビリーに至っては怪物に捕食され中途半端に吐き出され酷い有様で出てきたらしいが、丸々カットされたらしいが、Twitterに流れてきて酷い有様だなと思った。

 最期、1番ビックリしたのがやっとジェットスキーで逃げ出せたジョンとトリリアンだが、豪華客船を魚雷で沈め怪物は死んだ?と思ったものの辿り着いたのが無人島。無人…島だと助からなくない?と思った。パントゥーチは逃げて来れてめでたし?と思ったら……。

島自体が叫んでるかの様な雄叫びが!!?え、どゆこと?と思ったら、ジョンは「お次は何だ?」と……えぇぇぇぇ…続か…ないの?と言う終わりかたがクールだと思われてる最高のエンターテイメントショーと言う意味らしい。

んん…面白かったが、ちょっと朝仕事してから見てたからウトウトしてたし、多分少し寝落ちしてたかも。 それに電話もかかってきてでたりしてたので、出来ればBSテレ東でノーカットで放送またして欲しいな…。

11回目の地上波という事で初見でも、私もクライマックスの衝撃的なシーン…私的には豪華客船の乗客が全員哀れな姿で亡くなってるのだけ見た事ある様などこかで見た知ってる場面だった。本当にめちゃくちゃあんなに…酷い人数の死体のシーンは先にも後にも無さそうだった。

あ、スティーヴン・キング先生の映画『セル』にも死体だらけのシーンは出てきたわ。血だらけじゃ無かったけど。

面白かったけど全部見れてないから…評価は中の上くらいかなと。ヒロインは峰不二子みたいだし、最期眉細だしそこが気になったかな。録画してないので是非〜!BSテレ東やドリパスでやって欲しい。

映画『ザ・グリード』(画像:IMDbより)

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