ミザリー(映画)感想

サスペンス

1990年作品。地上波、午後のロードショーで録画した。 スティーブンキングの傑作。 

午後ローでホラーは、たまにやるが、良いのだろうか…と言う内容。子供が見たら、トラウマになるし、怖い。

さて、内容は有名な作家が、“ミザリー”と言う作を書く。ある時、ミザリー執筆中にホテルに泊まるが帰りに事故に遭う。どうやら、雪山で事故に遭い、両足を複雑骨折した様だ。

そんな状況は、事故をした際に自分の世話をしてくれた看護婦の家で、その中年のオバさんによって語られる。 視聴者も、この親切なおばさんが、たまたま看護師で主人公を助けて、良かったとホッとするだろう。

ホッとしたのも束の間、作家を助けたのは、偶然ではないと、語るオバさんに驚愕する。 そう、オバさんは、ストーカー行為をしていたのだ!!!

驚愕したが、そこまでは、オバさんが、熱烈なファンと言うだけで済んだが、まさかの………熱烈なファン過ぎておかしい事が、多々。 まず、離婚したオバさんは、農場?自分で農園をしてる様な事を口走るが、世話してる家畜よりも、豚をペットにし、少し心が平穏になったと語る。その豚の名は、ミザリー。作家の作品が好きすぎて付けた名前だ。 それ以外にも、おかしな事を口にする。

雪で遭難ではないが、道が遮断され、電話も通じないと。たまたま、看護師のオバさんが作家先生の両足の複雑骨折を手当てしたと。 雪が溶けるまで、暫く動けないと言う話から、少し日が経つと、“電話は、街の電話?は通じる。車で行ける1番近い店ならと。家の電話は通じない。 道はまだ、直らないから、店から病院には電話して救急車は通れないし、お医者さんは来れないけど、看護師が付いてるから大丈夫…暫く家で世話する”と申し出る。

 作家は、新作の原稿を読みたいと言うオバさんに見せるが、その新作の中で、ミザリーが死んだと聞いて、オバさん、大興奮。作家が大怪我なのに、揺らしたりしてくる。

 これ、一見、平凡なホラーに見えるけど、とんでもない! 怪我をした事ある人なら、誰でもわかるけど、大怪我で意識朦朧としている上に、精神をかき乱す女が現れ、そして、ちょっとでも体を揺すろうものなら、頭がボーッとしてしまう程、神経が過敏になっている状態なのだ。 本当の恐怖を、次々と見せてくる原作者スティーブンキングには、ホント、大したものである。

坦々と怖さを綴っていく中、徐々にやはり、ホラー的な怖さを増す。ホラーであり、サスペンスである一作。 果たして、作家先生は、生きて帰れるのか???

ちなみに、ホラー好きな夫が言っていたが、地上波は、ノーカットではなかったらしい。ノーカット版は、もっと、酷い複雑骨折の骨折シーンを足がポッキリ逝くのが見れるとか。

また、スティーブンキングの作品を知れたが、もう、怖い。 だが、また、見たくなるだろう。呼んでいるのだ、キングの世界が。

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