リバーレスキューと連続殺人事件の謎 アメリカ映画『スリーリバーズ』(ネタバレ)感想 2022.11.15

1993年作品

1993年作品、アメリカ映画。アクション、ドラマであり、ミステリーを含む作品。 午後のロードショー地上波放送。

主人公警官役にブルース・ウィルス主演の為、アクション色が強いかと思ったが、連続女性殺人事件で犯人が不明のままクライマックスを迎える為、ミステリーも含む。観客は推理しながら犯人探しつつ、トーマス・ハーディ刑事のカーアクションや犯人探しに魅了されつつ、ハーディが同僚を受刑者暴行の訴えを、他の仲間は怪しみ裏切りモノと罵る悲惨さに動揺する。

そしてハーディが卑屈になっていくのに憤りを感じざるおえないが…性格が悪いのかな?なんてちょっと主人公を疑いながら見たりもするのだが、可愛い猫と住んでいるのでやはり、悪い人間ではない…と思いながら、犯人探しを予想して一緒に推理をしていく作品かもしれない。

余談…地上波映画吹替版の声優さん起用について

ウィキペディアを見ると何度も何度も地上波で放送してるが、今回はまたソフト版や過去の地上波と違ってオリジナル声優さんっぽい。放送局が違う度、声優さんは同作を何処かで見てたら自分が演じるのに複雑な気持ちになったり、引っ張られたりしないのかな?と。

最近になって午後ロー自体が、Twitterでキャストの声優さんを出すようになってからより、声優さんファンも見易くなったと思います。

 私自身、ヲタクな為、映画吹替で見るなら俳優キャスト使うよりは、声優さん派。ただ、ジブリやディズニーや最近の有名なアニメ映画監督の俳優さん起用については声を調整してる節があるので上手さに関わらず、聞ける節はあると思いますが。

ただ洋画を見に行く時は字幕派ですが。家で見る場合は、字幕と吹替半々です。地上波の時は、吹替え見てても家事をしてる時(主に午後ロー、金ローの時間は家事をしてる事は低い)手が離せない時には、ながら見ならぬながら聴きになりますが。

声が聞こえるのは助かる。あと英語の勉強になる。夫の場合は絶対的に吹替派。但し、夫の大好きなホラーでレンタル限定作品は吹替より字幕パッケージ版が多い。

 以前、午後ローでノンフィクションのドキュメンタリー風の映画、本当の話しだから内容的にはクソ面白くないなって思ってのだが、声優さんのマジな絶叫声とかに惹かれてしまった事がある。“ブラックウォーター”と言うんだけど。

何度も地上波があった映画『スリー・リバーズ』の魅力

ストーリーが暗いし主人公が卑屈になってしまい悪く映るが、何度も何度も地上波で放送をしてるという事は魅力がそれなりにあるんだろうと言う話しです。

私は今回は午後ロー好きで見てるだけでめちゃくちゃ気になるタイトルでも無かったし、見るつもりは無かった…。ですが、見続けられたのは、この卑屈になってしまった主人公が口も悪いし嫌われてるけど…どう解決するのか?また、飼い猫がめちゃくちゃ可愛いので見れました。アッと言わせる犯人像にも驚きでしたね…。犯人最後まで分からなかった…当てられず!

吹替も魅力的でした。過去の主人公の吹替でブルース・ウィルス役はフジTV版村野武範、テレ朝版野沢那智、ソフト版大塚明夫

今回の午後ロー版は、トム役ブルースは村野武範、相棒になる女性刑事ジョー役サラ・ジェシカ・パーカーは相沢恵子、おじのニック役デニスに青野武、犯人に暴行をしたとされ自殺するダニー役トムは江原正志でした。あれ?フジTV版と同じですね…。

吹替(声優さんの声の演技)でも字幕でも演技・脚本・監督によりけりですね。作品の魅力は。さぁ、早速、あらすじと感想を書いていきましょう!

映画『スリー・リバーズ』あらすじ

1991年市警察のトム・ハーディ刑事(ブルース・ウィルス)は親類縁者も含め警官一家。それを誇りに思っている正義感が強い故に、いとこであり相棒のダニーが受刑者に暴行をしたのは見過ごせず、告発。 結果、ダニー(トム・サイズモア)は否定し、周りの警官はダニーではなくトムを疑い裏切り者、何故まだ警察署にいる?と罵倒していた。

トムは卑屈になりつつも、お父さんが車で迎えに来て一緒に出勤したりで警官を続けていた。一緒の出勤で父は、今度の懇談会に出るか聞かれる。親戚同様、同僚もダニーのくだんの件について言ってくるのは目に見えてるし行きたくないと言う。

そんな時、連続婦女殺害犯が車で逃走してると無線が入り行きたくないが…と言いつつ、2人で現場に急行。壮絶なカーチェイスの後に、トムは撃たれ負傷。 その隙に父は射殺される。…その場に居た真犯人が捕まり事件は解決したかのように思えるが、トムには真犯人とは思えなかった。

仲の良かった叔父のニック(ダニーの父)も今では微妙だが、裁判には正しく立ち判断されて欲しいと誰もが願っていたろう。だが、裁判にかけられ、その際にはトムも立ち会うが、ダニーは屋上に登り、自殺を図る。

トムは自分の気持ちを曲げられないが、ダニーには死んでほしくないと、自殺を止める。ダニーはトムが言う様に受刑者を暴行したしてないなどとは言わずに“自分は立派な警官だった”と大声で主張する。

トムや周りも同意し、立派な警官だ…降りてこい!とトムは手を伸ばすが…ダニーはトムの手を握ろうと振りをするがそのまま、反対方向へ落ち自殺した…。

2年後、リバーレスキューになっていたトム。1人、元の家を離れ港近くで酒に溺れ、猫と暮らしている。孤立しているが、パートナーに女性ダイバーのジョーが着く。

ジョーと共に警備中、男女2人ずつの若者が飲酒運転と思われる走行でパリピしていたのでトムは止める。トムはお酒を取り上げ、ジョーは配属間もないのでトムに捕まえなくて良いのか?と違反切符を促すが、ジョーに自分でやれと言う。

 ヤル気のないトムを横目で見つつ、また海上を走行中に…船の窓から乗組員に銃を突き付けた人たちを発見。 船が通り過ぎる際にトムは他の部屋にいる犯人(海賊?)たちの状況を見なかった振りをして、通り過ぎる…。

ジョーは拳銃を取ってきて、トムもその船の引き返し、犯人たちと死闘を繰り広げる。乗組員を助けるが、トムの背後から犯人の1人が迫り…ジョーが助ける。

  その後、また婦女暴行事件が発覚…。殺されたのは…トムが知っている女性だった。海上船を捜査中の発見ともなると地元警察も捜査に来てトムは…また親戚や仲間たちに罵声をかけられたりする。トムは負けずに“お前のケツにぶち込んでやる”などの暴言も吐く。 

 また、連続殺人犯が現れた事により、トムは捜査に自ずと加わっていくが、犯人として2年前に逮捕されてた男についても弁護士が裁判材料になる事を話していた。話していた相手は…ジョーだった。

元同僚のダニーの兄弟とも再会を果たし、ダニーが亡くなってにも関わらず、トムに暴言していたあの時は悪かったとも反省している。警察の親睦会の話で是非来いと言う。

家で猫と話すトムはジョーを家にあげたりする。ジョーも警察の親睦会に行かないかと。

親睦会に姿を見せるトム。ジョーと離れた時に元同僚の仲間や叔父のニックに罵倒され…喧嘩も始まる。

散々な目に遭い、家に帰る。ジョーは家に来るのはなんだ…同情なのかと思うが、トムに会った時から惹かれていた様で。 ジョーはトムにキス。トムは「何するんだ」と言いつつ、ジョーと寝る。 

ジョーは大学生時代、友達のストーカーを独自に調査して追い詰めた経験があると話す。 2年前と違い、今の連続婦女殺人は誰なのかを考える2人…。 今殺された女性は皆、トムの元カノや知人なのだ…。

トムは海上船で地上の怪しい車を発見し、何かを川に落としたのを目撃し追うが、それは警察が調べて処、毛布だった。 独自に過去の事件を追い調査した件で、裁判にも向かう事になるトム。

トムの証人にジョーが立ったが、ジョーはトムが海上警察にも関わらず、二年経っても真犯人を捜査してるのを調査・監視する潜入捜査の女刑事だったー…。だが、トムを愛してしまったジョーは弁護士が2年前に捕まえて犯人を立証したかったがジョーはトム側に付いた発言をして、捜査はまた新展開を迎える。

ジョーは帰るとスタンガンでやられ、気絶させられ…船で運び出す処をトムが見つけ海上船で追う。 果たして、連続殺人犯は誰なのか?ジョーは助かるのか???

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映画『スリー・リバーズ』(画像:IMDbより)

映画『スリー・リバーズ』感想

トムの飼い猫、可愛かったですね〜!3度くらいしか確認してませんが、可愛かった。

そして連続殺人犯のシーンでは非道な暴行などはほぼ出てないのでTV的にセーフでしょう。 ドラマでサスペンスですが、どうも冒頭のカーアクションと、後半の船でのアクションが凄い…。ジャンル、アクションかな。

そして殺人犯、最後まで…ちょいちょい出てきた後半のダニーの兄弟なのか、ニックおじさんなのか…考察しながら気になった処!実はダニーは生きてるなんて思いもしなかったです!!!これは観客はほぼ、分からなかったのでは?私も分からなかったです!

ダニーの自殺に見せかけた死のシーンは明確に出てなかったですし。まさか2年経ってもトムを恨んでいて、トムを…殺そうと周りの女達から全員殺すなんて。しかも2年経ってもまだ、制服を着ていた。

更にジョー以外に、自分の兄弟と父親のニックを捕まえトムも…と、警察官4人対ダニーでよく勝てると思ったよな…。 まぁ、過去にニックが冒頭のトムのお父さんがダニーを目撃した時に追って居たらニックが撃ってしまって死んでしまったんだけど。

其れを盾にニックは自分を見逃したからニックに自分は撃てないだろうと思い、襲ってきたんだけど。 トムも死闘を潜ってきた訳だから、簡単には死なない。

ダニーには改善の余地なしだし、殺されて当然で。もう、何人も婦女暴行殺人犯なのだから壮絶な死にかたでもありだなと思ったが。そこまでこの映画は死に関してジックリ描かない。そこもまた、良いのかもしれない。壮絶に描くのはちょっと辛いから。

ミステリーでサスペンションで流石でした!最後、トムに皆謝ってよかったーーー!私なら許さないかもしれないけど…2年も罵詈雑言されたのだから。 そして、あの場では許すよと言うしかない気持ちも分かる。

無事にトムが真犯人を捕まえて良かったなと言う話でした。怖い面もあったけど。

AmericanMovie『Striking Distance』STORY

*”Striking Distance” is an American action thriller film released in 1993.The leading role is played by Bruce Willis.

The story revolves around Pittsburgh Police detective Tom Hardy (Bruce Willis). He used to be an excellent police officer, but due to the failure of a certain incident, he was demoted from the criminal department to the ship police.

Meanwhile, a serial murder case by a serial killer occurs. The victims were close to Tom, such as Tom’s father and ex-lovers. Tom embarks on an investigation into the case and pursues the relationship between his past and the criminal.

In the course of the investigation, Tom works with his colleague Joe (Sarah Jessica Parker) to get to the truth. However, behind the incident are corrupt police organizations and betrayals, and they will challenge a fierce confrontation with the criminal while protecting their own lives.

“Striking Distance” is a story that combines action and suspense, depicting Tom’s revenge and pursuit of truth. Bruce Willis’ cool performance, powerful action scenes, and tense storyline are one of the charms.

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