Fate/stay night [Heaven’s Feel]」I.presage flower感想

映画

2018 2/12観賞。

 公開から、程よくしてからでないと、4D上映はしてなかった。MX4Dにて、鑑賞。

 凛とした張り詰める空気。映画館の、室内なのに、寒くも感じる… スッと弓を構える士郎。(ヒュッ)パンッ!弓道場に響く。弓が、当たる。 非、日常の様な空気…が立ち込める。 “強さ”なんて、語彙力はないかも知れないが、心の強さ…芯の強さを、測り知る。

 冒頭のそのシーンが衛宮士郎の、強さを、物語っている。何度も、冒頭だけでも、見た。 重要なシーンでもなんでもないかも知れない。 それが、凛とした音のない魅力に繋がっている。 そして、ずっと“冬”が印象的なシーンでもある。 多分、作者が思い描きたかったのは、冬から春にかけて、ヒロイン‘さくら’の成長、生きかた、物語を描きたかったべく、冬を舞台にしたのかな。(原作のゲームは未読です) 寒そうと思わせる演出も、素敵です。

 この、 Fate自体でこの映画3部作1であり、今までの Fateシリーズを見ていないと、なぜ、主人公 衛宮士郎が、セイバーと会ったのかわかりません。一応、画面では出るのですが、オープニングのカット説明であり、言葉の説明は割愛されています。 なので、初見向きではないですね。 私自身も、映画の Fateシリーズしか今まで見た事がなく後の補足は、Wikipediaや、TVシリーズを少しかじったくらいです。

 このHeaven‘s feelは、 Fateシリーズの中で、最も、映像化しにくいと言われたぞうで、今までTVシリーズ等でもアニメになった事はなかった。監督自身が、この FateHFの大ファンであり、作り上げたそうです。  Fateも原作ゲームから息が長いので出来た事ですね。 長い作品でなかったら、この監督ではなかったかも知れません。

1番、何がアニメ化し辛かったのか、今はわからないけど、多分、昔はCGが有能では無かったので、アニメCGでスムーズに動かせる…例えばこのHFⅠでは、高速道路の上のトラックでの戦闘とか、VSバーサーカーや、VSアーチャーでの戦闘シーンだったかも知れません。 まぁ、昔の技術でも、戦闘シーンのクオリティは低いとは言えないほどのものがありますが。(ロボットアニメならガンダムとかね…昔のOVAで予算があるものは、そうとうなクオリティだったと思う) 今ほど、CGが豊かでは無かったし、映像化すると18禁をどこまでやれるのかにもよったのでしょうが。 あとは、長すぎるストーリーだったのかな?短縮するストーリーを作れるか?とか。

 印象に残ってるのは、雪のシーンで、イリヤも無邪気にはしゃいでセイバーと戦わせたりが、いつもマストですが、士郎に会う時に、雪をぶつけるのは、子供として可愛い。 また、キャラ1人1人の魅力が、ハッキリ出ている作品だと思います。

 やはり、3部作の1番目らしく、丁寧に何度も見返したように雰囲気もFateらしく、作られていると思う。ヒロインさくらがどんなに、ちょっと根暗でもあり、中学生から高校生にかけて兄の変わりに士郎を面倒みたいと衛宮家にずっと行っているのが印象的ですね。健気で大人しく、誰からも純和風な女性のイメージなのに、陰鬱で影を秘めてる。そのギャップと言うか感情の悲しさが、大人しさが、冒頭から中盤のバトル、中盤から終盤のバトルに向けて、疾走感があるようでいて、雪の様にスッと音を立てずに近付いていく…そんな作品だと思います。 

Fate好きにとって星5の作品でしょうが、 Fateを知らない初見みたら、まず、暴投の主人公 衛宮士郎のくだりが、わかりませんね。それでも、映像美、音楽、ストーリー合わせて初見でも、星4確実だと思います。

 

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