映画『IT THE END』(ネタバレ)感想(4D)

4D

4D+3面スクリーン(グランドシネマサンシャイン)

見てきました!なかなか寒くなったこの時期、行きましたよ、グランドシネマサンシャイン!(近所だけど)4DX+3面スクリーン。

いや、結果から言うと3面スクリーンは、迫力ありますね。4D常連(主にTOHOのMX4Dだが)でも、更に3面スクリーンだと、すごい!迫力がね。 アクション見たら、もっと凄そう。Itで3面でも、ペニーワイズの住むドブ川…排水溝をジャバジャバ3面で泳ぐイメージしかない。

It2あらすじ

 It endは、予めパンフレットを少し見本読みさせて頂いたのと、前回のItのパンフを再読してきた。予習半端ないです!

物語は、アメリカのデリーの街に、27年周期で起こる連続誘拐…失踪、殺人事件。 キッカケは、子供に限らずだが、この街デリーは他の街と比べて6倍もの失踪事件があった。 そして、27年周期にあたる2016年。デリーの街の夜のお祭りで、事件は起こる。 ゲイのカップルに絡んだヤンキーがゲイ達をボコる。そして、川に落とすのだが、その時、川には怪しげなピエロが。 其れが、デリーの事件を起こす犯人ペニーワイズ。登場シーンもペニーワーイズの特徴である、赤い風船が、印象的だった。

 デリーの街でバラバラ殺人が起こったと聞いて、黒人男性はハッとする。ペニーワイズだ!かつて少年の頃、仲間達と倒したペニーワイズ!約束を守るべく、仲間達に連絡を取るが…。 

27年の時を経て、12才だった少年達は立派な中年になっていた。

It 描いてみた

〜何故か、ブログが消えてしまったので、再び書く。(2019.11.11)

さて、大人ver.でのターン。 此処で、パンフを振り返ると子供と似た様な俳優を選んだと言う。 最初は、旧友が再開して喜びと共に、子供時代の濃厚な楽しい青春の日々を思い出す様に和気藹々としたシーンが続く。 そこで、悲しいのが、デリーの街に残った黒人男性マイクしか、記憶が無いと言うモノ。何故だろう…。あんなに強烈な記憶。ペニーワイズを倒したのに!

 わちゃわちゃしてると、その中華料理屋 翡翠の館?と言う店で、少しずつ、記憶の話しになり、フォーチューンクッキーの中に、不快な文字が…。其処で、来なかった1人が死んだかもしれない?と言う暗示!続いてバケモノ、バケモノ…!どんどん増殖するバケモノに慄く仲間たち!〜もう、この時点で、エイリアンだからね?…なんで………Itでは、目に見える怖いものは”子供にしか見えない怖いもの”であり、大人でも見えるのか?妄想?

 不思議な幻影にかけられたルーザーズクラブ(負け犬)のメンバー達。幻影だ!と言い聞かせ、現実に戻り、お会計をして店を出た。 もう1人のメンバーに電話をかけ、安否を確認するも、やはり、自殺を遂げていた。

 落ち込み、動揺するルーザーズクラブ。そして、思い出すペニーワイズ。よし!逃げよう!と、決めた皆…。 街に残ったマイクだけが、皆が一緒なら、ペニーワイズを倒せる!と豪語。街に残る様に頼む。

 ルーザーズクラブは、宿泊先に戻る。ビルだけが、マイクの話しを聞く。 ただ、民泊施設みたいな処に集まって帰る用意をする他の者たちは、何故、こんな目に遭うのか?話しを少しだけ探る。紅一点のビバリーが、ペニーワイズの手にかけられ、‘浮かんだ時に見た未来’の話をし、「どちらにしても皆、死んでしまう」旨を伝える。

 ビルは、マイクの家…図書館?に住んでいるマイクの資料を見て、ペニーワイズを倒す話しを聞く。ペニーワイズとは?宇宙より来たかもしれない…3つの生命体であり、ソレが不思議な力を持つ“クラウン”のペニーワイズらしかった。 昔、デリーの街の先住民族の…デリーの街の先住民族では無いっぽいな。マイクが訪ねて行った歴史ある民族が、ペニーワイズの様なソレを打ちのめしたらしい方法を探りに行く。行って結果は………。 マイクは、その時の先住民族のモノを持ち帰り、其れに想い出の品を入れて燃やして戦う話を、そのモノに触れただけでビルに伝える。正しくは、先住民族の何かしらの草を取ってきて、水に少し含ませ、先住民族のモノ、三角の置物に触れさせると不思議な現象が起こり、ビルがコトを理解すると言ったモノだった。

さて、なんやかんや遭って、結局、ペニーワイズ最終決戦なのだが、この長いストーリーと、件の部分が兎に角、長いので割愛。其処は、作品を見て欲しい。

 監督自身も、原作者、スティーブンキングのファンなので、“シャイニング”をリスペクトした面々をアピールしてたので、其処を中心に書いていこう。

シャイニングなIt2

①さてさて…マイクが住んでる処の資料館に展示されてるオノ!マジ、もう、シャイニング!こっち(観客のシャイニング好き)は解ってる!此れは伏線かもしれない、そうでないかもしれない…だけど!絶対にオノは、シャイニングのリスペクト!〜思った通り、伏線回収してた。

②ビバリーが元の住居に行くシーン。 お婆ちゃんが途中、全裸で通ってない?え?此れは…!!!シャイニングでのシャワーシーンを思い起こす!

③質屋の店主が、原作者スティーブンキング、その人!!!神!神様本人出ちゃった!

④大男が!!!もう!この!大男が出るのは!シャイニングの!雪山で大男に追いかけまわされ、迷路を駆けるシーンでは?!

④出た!ビバリーがトイレに閉じ込められるシーン!“お客さんですよ?!”と男が顔を扉から覗かせる…まんま!シャイニングでは!!

〜と言う様に、スタッフが、あまりにも、スティーブンキングのシャイニング好き過ぎシーンでした。

It2見所

他にも見所は、満載?!ビルとビバリーの青春の恋はどうなるか?と、其処に三角関係が絡む…。 そして、恋愛だけでなく、やはりペニーワイズ独特のホラーシーン。子供惨殺1→結局、ガブリといくんだろ?解ってても怖い。酷い。2→ミラーハウスで?目の前のビルは助けられ…るはずもなく。ぐちゃり。

ペニーワイズをやっつける!

課題は此処なのだが、まず、ペニーワイズの幻影は、子供にしか見えない筈なのに、ある種の麻薬の様に、きっと、食べ物にでも仕込んだのかもしれない。大人なのに、見えたまず、中華料理屋での幻影だ。その後、次々と此処にペニーワイズが見せるモノ。スケボーの上に血が滴ったり。どちらかと言うと、ホラーでは無く、もう喜劇が、ヘンリーパウワーズを精神科から出してしまうシーンでの、ゾンビとのデート。(笑)ゾンビは、もしかしたら、父かもしれない。いや、違う。何か異形なモノの象徴であり、誰でもない。ゾンビは、It 1でも、度々出てくるので。

ペニーワイズを、やっつけるシーンでは、パンフを読む限り、理解した。 私には、ただ、言葉の力で倒したとしか思えない最期に見え、腹立たしかったシーン。あんなに幻影を魅せ、殺しまくり、浮かばせてたペニーワイズが、今回のthe endでアッサリ死ぬなんて…と、がっかりした。でも、違うみたい?確かに、儀式はマイクの拠り所であり、どうしてもしたかったシーンだとも、思う。 それにしても!だよ?言葉で“死ぬ”の安易では? 〜と、思ったのだが、パンフを読む限りだと、ペニーワイズは、吹き替えでは自ら「ピエロだ」と言ってる(It 1より)だが、其れは子供を騙す手段かもしれない。ペニーワイズは、本当は‘クラウン’道化師ではあるが、“笑わせる道化師”。“笑われるピエロ”ではないので、「ピエロだ!」と言われたら、不快だったのかも。 でも…あの終わりかた…。儀式が意味のないモノだったとしても、兎に角、何なのだろう?と言うやっつけかた。 途中まで、クモの様な格好をしたり、色々変化するペニーワイズだが、マジで…エイリアンじゃん?ただのと、思ってしまった。 まぁ、監督やスタッフが、エイリアン世代なのかな。色んなモノをリスペクトしてる。少年達のシーンはスタンドバイミーだし、チャリで走り回るのは、ETっぽいし。色んな80年代の要素が詰まったモノを排出した映画。 ただ、Itの最初の映画や、原作の舞台はもっと前の話しなのだろうけど。

総括…

 私は、ペニーワイズとの対決は、呆気ないかなぁ?と、思いましたが。そんな事よりも、ホラー大好きな旦那さんは悦んでました。此れで良い!と。 所々は面白いんですけどね、私も。中年達の青春を思い出したかの様なシーンや、毒々しいペニーワイズの捕食シーン、ゾンビのデートに、シャイニングな世界。それと、1番良かったのは、主人公ビルが、過去に捕われてたと思ったが、27年も経って、自分を認めてたこと。昔の自分にも、弟ジョージーにも、どちらの幻影に対しても惑わされず、“良いお兄ちゃんだった、それで良いんだ!”と言うシーンで、号泣しました。ほんっとに、其処は良かった。人は、誰しも、過去の自分に迷い悩み、後悔したりする時に、ずっと捕われてる人もいる。私も、そうだ。ただ、この映画を見て、ビルが子供の自分を許したのは、とても重要な処。私も自分を振り返り、赦したい、許されたいと心から思った…のだから、涙が出たのだと思う。

〜と、総括を書けば、やはり、It the end(原題Chapter two)は、アタリなのかもしれない。何故だろう…ホッコリしてしまう。 レイティングのR15指定がついているからもあるが、スタンドバイミー世代に大受けなので(It Chapter Oneでそんな気がした)、実際に年齢層高めのこの作品。やはり、one同様、泣いたりハラハラしたりが必須だと、アタリなのだろうね。私は星5は付けられないけど。捕食…3にしたいが、4なのかなぁ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました