映画館特別上映会・サンライズフェスティバル『ブレンパワード』感想2021.10.15

1998年作品

ブレンパワード、WOWWOW放送(1998年作品)のちに、全話視聴しようと思う事3回…。1話を3回視聴。

 ブレンパワードは見るにしても、最初から分かりにくい作品。(舞台挨拶でも監督自身が仰ってた。) 

今回の、サンライズフェスティバル(以下サンフェス)では4話分を流した。

 初見組が多い中だと思う。結構前の作品なので。その4話セレクトで、果たして人間関係など分かるのだろうか?と見始めた上映会…以下感想です。

2021.10.15サンフェス『ブレンパワード』映画館上映会(9.21.25.26話)感想

 いきなり、セレクト9話。

ブレンパワード9話『ジョナサンの刃』感想

このセレクト自体は、“富野由悠季展”ブレンパワード担当の若松氏と、ブレンパワードヒロインひめ役の村田さんによるセレクトらしい。

 さて、この9話。1話を3回視聴し、その先進まない私からしたら、大変です…。全く人間関係が分からない?〜と思った。

だがそれば、例え映画の編集版『イデオン(接触編)』でも同じですよ? 『イデオン(発動編)』の映画は2部作で、2部作冒頭でいきなり第2?3?(ヒロイン1カララ・カーシャに続くヒロイン シェリルさんは私の中ではヒロイン枠では無いです)のヒロインが死にます。

しかも、他の惑星に宇宙船で逃げてきた先の出来事が、結構編集しても、端折り過ぎて初見にはわかり辛い。

 ただし、私はイデオンのTVアニメは見てたので、すんなり入っていけましたが。

 全くねぇぇぇ!やはり富野監督の総集編たる映画は分かりにくい編集だったんですよ、イデオンは。

 其れを考えるとブレンパワードのどの作品から見ても、総集編では無いので分からないから、それは覚悟してた!

 だがしかし、もう冒頭からこの9話、ヒロインひめと、主人公ユウと船団の人達…が、その船団を売れとアラブ王みたいな人に言われていた。

主人公 伊佐美 勇http://brainpowered.jp/character/
ヒロイン 宇都宮 比瑪http://brainpowered.jp/character/
ミスター・モハマドhttp://brainpowered.jp/character/

関係性的には主人公ひめ・ユウがノヴイス・ノアと言う船団にいる。そこに巨大なエネルギーの遺産自立ロボット ブレンパワード。

其れを手に入れようとする人たち。

 戦艦毎買い取ると来たMr.モハマド。

断るや否や富裕層の中にテロリストが混じっており、しかもそれはブレン(ブレンパワードの略ブレンは何体もある。)を操作するオルファンのパイロット ジョナサンだった。

ジョナサン・グレーンhttp://brainpowered.jp/character/

 ジョナサンがテロに及んだのは、ノブィス・ノアに潜入しノブィス・ノアの回収した?エネルギーを強奪する為だったが、艦長であり、ジョナサンの母アノーアへの復讐も目的に入っていた。

アノーア艦長http://brainpowered.jp/character/

 ジョナサンは、Mr.モハマド、クマゾー等を人質に取る。

強奪した物を回収するには、その置いてある部屋に行き回収するしかなかったが、艦長アノーアの起点により、その部屋に案内するや否や戦艦を

艦長の音声認識のみの操作に切り替えた。

故に、人質とジョナサンはその部屋に立て篭もる構図となった。

 ジョナサンは、母アノーアへ幼い頃寂しかった旨を伝え、人質のクマゾーは「かぁちゃんのオッパイが欲しいんだろ!」と指摘される。

 やがて、立て篭もった部屋に到着した他の子供達が、アノーアに銃を渡し人質の縄を切る事に成功。

 それだけでなく、戦艦内でブレンを使用し、その部屋に穴を開けて、ジョナサンの動きを封じた。

 ジョナサンはクマゾーだけを人質に取り、迎えに来た機体で逃げるが、クマゾーに「一緒にくるか?」と言う。

クマゾーは断る。ジョナサンは去る…そんな回だった。

 この“ブレンパワード9話”により、アニメを見てない人でも、敵?オルファン側に乗ってるジョナサン、ノヴイス・ノアに乗ってる主人公達ユウ・ひめの構図が分かる1話でもある。

 ジョナサンが敵?側でありながらも、ノヴィス・ノアに居る母との親子との確執と言う様な構図。戦艦に居れば家族の様な、感覚もあるけども、戦艦の仲間達とは違う血の繋がりの話し。

 富野監督にとっては、家族というかよく“親殺し”としての構図がアニメ作が多いので、‘殺しのトミノ’と言われた時期もある。 だが、このブレンは、‘白トミノ’らしい。戦争でありながらも前向きに殺しを問い続ける事なく、世界を構築する話しだからかな?

イデオンやガンダムは親子いても家族でも擬似家族が出来たり、戦いの中で恋人が出来ても、悲惨な死にかたが多い前者。世界をやり直す様にイデと言う遺跡の力と意思により導かれる。 後者であるガンダムはかなり、親殺しと言う部分も入ってくるのではないか。戦争により引き裂かれた親子。絶望とエースパイロットであり孤独と戦うアムロ。親にいざ出会えても、心では別れる事になる世界。

 癒しは無いの。戦争だから。仲間は死に、戦争で恋人が出来ても散っていく。復讐に燃えるシャアはジオン軍と言う仲間のフリして、本当の自身の親の尊厳を取り戻す為に、ジオン軍の中に入り根絶やしにする。 イデオンよりかは悲しみの先に勝利とホワイトベースの仲間と言う帰る場所のある希望だと思うけど。それでも、白トミノでは無いかもしれない。戦争がありありと巡る世界。

 ほぼ黒トミノで、ザンボット3も悲惨だなって思うけど、ある意味、ガンダムみたいな終わりだと思う。ダイターン3とダンバインは全話見てないので何とも言えない。

 さて、このブレンパワードの9話は、悲しくも明確なキャラクターが分かりやすい構図になってて、この上映会で4話限定なら、最初の話を1話ではなく9話にしてあると、もう敵が明確なので分かり易かった。続いては、21話の感想。

ブレンパワード第21話 『幻視錯綜』感想

アメリカを名乗る戦艦が、ノヴィス・ノアから民間人の孤児達?を下せと命令に近い交渉がある。ノヴィス・ノアは民間人を盾に取り、ブレン以下、巨大なパワーをモノとしようとする!と位置付け、各国にもその放送を流した。

始まるのか?戦争が…。子供たちを脱出させ、どうなるんだ?と思ったところで、新しい艦長アイリーンが判断をくだす。

アーノア以降の艦長 アイリーン・キャリアhttp://brainpowered.jp/character/

‘子供達を船から下ろす’。その決断で大勢の子供達は救出ボートに乗せられ、海を漂わせられる事に。

 アメリカと名乗る戦艦の主張は、ノヴィス・ノア側に罪を被せ、悪者にするといった構図だ。 ノヴィス・ノアの船に乗ってるパイロットや船員達がブレンや他の強大な力を‘独占’せんとする姿勢だから、アメリカが制裁を加えると。

但し、ノヴィス・ノアに乗ってる子供達民間人をアメリカ側に先に引き渡すのが条件…と。

 セリフの言い回しによると、この“ブレンパワード”がある世界では、実際の現実世界の何億年後の話しとか?で自然エネルギーを供給してブレンや他の解明されてない遺産が動くっぽい。

ここでイデオンだったら、こうなるのも、イデの意思とか言うんだろうな…なんて思いながら見ている。

 国の名前も現実世界と同じだが、この“ブレンパワード”の世界の各国は、特にアメリカは、最初から力がある国ではなく、この世界の混沌に生じて色んな国を統括してきた国の様だ。(まぁ、私たちのいる現実世界とも似てる立ち位置ねアメリカは)

 ブレンの世界のアメリカも、ブレンやノヴィス・ノアに乗ってる力の源を我が物にしようとし、むしろノヴィスノアを亡き者にし、他の国より自分たち国家と思ってる様だ。

 その頃、ヒメはブレンパワードの源の“オルファン”(どうやら‘オルファン’は敵側の戦艦の名前ではなくそう言う個体…デカい女性の形をした世界(星)の様だ)に向かっていた。 ユウも向かう中で、姉が出てきたりジョナサンと交戦。

 ノヴィス・ノアが子供達を放つとアメリカは、ノヴィスノアを核攻撃。ノヴィス・ノアには、巨大なパワーがあるので、一か八かそのパワーを放出。すると、バリアとなった。バリアでアメリカからの攻撃が跳ね返り、ノヴィス・ノアが手を出してはいないが、悪者になった構図が完成した。

ノヴィス・ノアは各国から怨まれる形になった。
 ノヴィス・ノアの艦長及び船員も、バリアで無事であり、海に放出された救命ボートの子供達もバリア内で無事だった。 

現実世界でもありそうな、戦争における戦略ではある。 本当の事は、各国よりも、主導権を握っているアメリカと、戦艦で1人戦うノヴィス・ノアしか知らない。 やはり戦争は過酷である。
 ただ、この上映会でしか見てないので大きな疑問なのが、上映会1話目で9話のノヴィス・ノアに一緒に乗っていたオバさん伊佐美直子が、オルファン側に乗ってて、しかもオルファンの艦長?に求愛されてて信じて欲しいとか言われてるの分からない。今で言う草。

伊佐美直子http://brainpowered.jp/character/

 直子は調べたら、勇のお婆ちゃん。オルファンの戦艦のゲイブリッジは直子と共にノヴィス・ノアの敵に回ってるんだね。

ウィストン・ゲイブリッジ http://brainpowered.jp/character/

ヒメはオルファンさんの元に辿り着き、オルファンの孤独を知る。未知の星?オルファンさんの胎動(の核は女の子の形をしていた)とヒメなら交信出来るという事か。

 勇と勇の姉イイコ(クインシィと名乗る)は争ってるけど、核の軌道がオルファンに当たるのを逸らす為、ブレンが手を繋ぎトライアングルにすると、パワーで跳ね返せるらしい。

其れを敵味方なく手を繋ぎ、三角でなくダビデマークにして、より強固なパワーでブレンは核を無効化したシーンがあった。

 この戦争を何でしてるのかわからないけどその中で、敵味方なく手を繋ぎ、オルファンに傷つけない為に守るシーンは、近年の‘GレコⅢ’(Gのレコンギスタ 劇場版Ⅲ)の映画で見た“戦争でも協力し合い、助け合う場面”を見た。やはり富野監督作品は、全てに繋がってると思った。

富野監督自身の前の作品と、ブレンの後に作られた作品と。全てに通じる共通点が、あったと思わざる負えない回だった。

ブレンパワード25話『オルファンのためらい』感想

ブレンパワード25話恐らく、最終回の一歩前であろうが、21話より進んだのか?感がある。

 ヒメをそこに向かわせる為に、まだ争っているノヴィス・ノアとアメリカ?のブレン。ブレンは一斉にオルファンに共鳴する。

最後の決戦になるであろう戦いの前に、オルファンさんと通じ合った事がある出来るヒメは震える。すぐにでも、オルファン迄の道が出来た時に、行こう!とならず、準備をして、ちゃんと寝て、オルファンの元に行こうとする最後の夜。

 怯えるヒメをユウは後ろからギュっ抱きしめる。

ユウの姉イイコ(クインシィ)は全部の自分をオルファンに渡すからと、躍起になる。そして、取り込まれてしまう。

 ここで21話もチョイ出たかな?バロンとか言う仮面の人が出てきた。ガンダムで言う兄的存在か?と思った。 仮面に声は拡声器?で変えているので正体が分からない。

 誰?しかもジョナサンに強いブレンを与えてジョナサンの味方っぽい。いや、誰? 多分、オルファンの意思を理解したオルファンの星の人間なんかな?

バロン・マクシミリアンhttp://brainpowered.jp/character/2.html

ブレンパワード 26話『飛翔』感想

イイコ(クインシィ)はオルファンさんに取り込まれちゃうし、どうなんの?と思ったら、ヒメと勇はオルファンさんの元に入る。 オルファンさん自体がやはり、生命体で星なのかな。

一面お花畑は、オーガニックパワーなんてのがある。 結局、ブレン自身にも意思があるけどオーガニックパワーと言う自然エネルギーの素でみんな生きてるって話しらしい。

 ユウはヒメとキス。 全て理解って感じ。

オルファンさんに取り込まれたイイコもオルファンの中から出した。

 ジョナサン大好き仮面バロンは、正体はアノーアで、お母さん、最期はジョナサンにちゃんと見守ってた意思を話す。

 オルファンに向かってたブレンは全部排出され、ノヴィスノアなど戦艦に帰還。ワープみたいに排出された。 戦ってきたブレンは、ノヴィスノアの子供達はさすってパワーを与えられた。それもオーガニックパワーなのだろう。オルファンは人間と共存を選んだ。

 まぁ、最終回、よく描かれてないけど、後の話として、ユウとヒメがトマト畑で幸せに暮らしたであろうトマト畑が背景で描かれた。

 オルファンと言う、未知の生命体?パワーのある星?の存在は人間にとって脅威であったが、結局は生命体として寂しくもあり悲しい存在。地球を取り込み壊す事なんてせずに、共存に至った様だ。

 この作品で、上映回で見た21話以降から、技術者として出てくる夫婦の構図が分からなかったが、グレンパワードのホームページを見たら、その夫婦、伊佐美家でした。つまりユウとイイコの親。

直子は姉弟を引き取ったらしいけど、パイロットとして英才教育されたイイコは取られるし、ユウもパイロットになるし。 どうしてお婆ちゃんの直子まで巻き込まれたのか思ってたけど、直子もオルファンの研究者だった。

直子はウィストンとは出会ってて、別れる?伊佐美と付き合い、後に結婚。子を産み、孫が生まれ、孫も育てた。その頃には夫 伊佐美は死亡。 ウィストンと再開し、共に生きてと言われ最初はクインシィに乗ってたのに、ウィストンのアメリカ船に乗り、研究者の自分の子供も乗ってる。孫と戦う構図みたい。

 オルファンの意思に共鳴しようと船の中の変な生命体を感じる部分みたいな処に居た表現がよく分からない。 実際にオルファンさんに意思疎通出来たのは、ヒメ。

 此処で、ヒロインひめは目立つけど、この上映会だと、なかなかどうして主人公ユウの活躍が…乏しい。え。目立たない?優秀なパイロットかも分からないし、最後にヒメはオルファンさんと通じ合えるのか…と主人公でありながら一歩引いてる様に感じた。

 結局、主人公はW主演みたいな立ち位置だけど、ヒメが主役…なのかな。

(アニメ雑談) ブレンパワードOPから見るアニメや世間のエロ(乳首NG)規制について

あと、関係ないところで、思ったのが、ブレンパワードはオープニングテーマも話題だったと思うけど、1話をWOWOW限定配信(当時としてはアニメオリジナルの配信をBSのみは珍しい。今ならネトフリとかアマプラ限定ってあるけどね)の時に、1話OPでの最後のカットでヒメの全裸出てたのに、上映会で9話は全裸NG出たのかモザイクでは無いが影かかっていた。

 地上波でも、深夜アニメがスタートしてた時代だと思う。まだ早いかな深夜アニメ始まった時期は…?2000年にいかないブレンパワードは、1998年スタートらしい。 その頃は…その時代は混沌としてたね。思い出せないけど。

やはり、ノストラダムスの大予言で、1999年みんな死ぬとか言ってた時代に差し掛かってたブレンパワードよ。それでも、WOWOW限定配信で、自由に出来た。BS契約者限定なので言わば有料配信だし、予算もあっただろう。キャラデザのいのまたむつみの絵そのままに綺麗だし。

 でも、全裸はダメだったのかー。 80年代くらいまで深夜のバラエティ番組なんて、胸ポロリしてたのにな。

 時は過ぎて2000年代初め、エロゲーの深夜アニメ化“スクールデイズ”で、やはり初めの1話のOPで上半身裸は、それ以降カットされての放送になってた。

 だから、乳首NGは…2000年にもなって続いたんだね。90年代終わりからダメなのだろうかな。でも、1996年?ストⅡ映画の春麗は乳首出てたよ。うーん。そう考えたら、2000年に向けて乳首NGになったんだろうな。

 下ネタすみません。とりあえず、ブレンパワード見終わって、最終回、泣けなかったですが、スゴいものを見たなとは思いました。これが、この作品が、90年代終わりなんてね。

さて、トークショーの模様もレポートしますよ。

サンライズフェスティバル『ブレンパワード』上映会舞台挨拶2021.10.15

舞台挨拶内容ですが、覚えてる範囲で。

まず、MCはサンライズの担当のかた登壇。登壇者紹介→“富野由悠季展”ブレンパワード担当の若松氏・ブレンパワードヒロインひめ役の村田さん・富野由悠季監督。

 裏手より3人が登壇。富野監督「勝手に進めて」と、序盤から富野節。

MCサンライズ「各話数を選ばれた理由をお願いします。若松さん」

若松さん「9話、ジョナサンの回です。ブレンが好きですが、この回…」(すみませんあんまり覚えて無い)」

サンライズ「村田さんもこの回は気になるという事で」

村田さん「母になってからジョナサンの事、かわいい。アノーアの気持ち。」

サンライズ「村田さん(ヒロインどころか)声優初めてだったんですよね。大変苦労したとか。お選びになった富野さん」

富野さん「声優慣れしてない声が良いと数秒(オーディションで?)で思った。あとは、素人ばかり入れると(上が)ダメなので何人かベテランで固めて…」

サンライズ「うん、どうしようかな…(この話)笑」

富野さん「思い出した事があるんですが。ブレンパワードを作ろうと思ったのが、鬱に入ってリハビリしようと作ったんです。 ブレンにオーガニックパワーと言うのがあります。アスファルトの上を歩くのではなく、田舎のあぜ道…田んぼを裸足で歩く感覚。 (鬱はアスファルトの上を歩くだから)オーガニック…自然のパワーになった」

サンライズ「鬱を克服する時に、(めげないで)打破してやろうと言うのが富野さんらしいですね」

富野さん「この作品わかりにくい。良いまとめないかと思って、アニメwikiサイトを参考にした。このまとめサイトで、ブレンパワードは‘白トミノ’と言うのを見て初めて(黒富野・白富野を)知った。」

こんな感じのトークショーでした。富野さん、、エゴサーチなんてするんですね。エゴサしないと前に言ってた気もするけど。また、今回の上映会前に、ブレンパワード全話2日にわたって見直したそうです。

限られた時間は30分ほど。自粛が2021年9月末と言う先月に明け、はじめての制限解除内での時間。21時迄には終わらすといった姿勢が感じられました。(上映開始18:20。〜20:30まで上映)

 たくさん、いろんな話と、Blu-rayBOXが出るって番組宣伝もあり、すてきな上映会でした。 ただ、Gレコ舞台挨拶以降に2年ぶり?くらいに見るご本人富野監督が出てきた時に、号泣しそうになり抑えて…涙ぐみながらトークを聞いてたからでしょうか。トークを全て書けない。

いつもはトークショー文字起こし出来ると思うくらい、結構覚えてますけど、その鬱エピソードが主に覚えてる話でした。 マジで泣いた。

 実は、富野監督が鬱になったキッカケが、95年のTVアニメ“エヴァ”と言われている。 富野監督の元でも庵野監督は学んだが、エヴァの様な作品を作り、結果、富野監督は、自分の作品の影響でエヴァの様な作品が出来たと言うので鬱になってしまったそうだ。

まぁ、富野監督は、Vガンダムあの時に立てないほどの鬱になったと言うので、(制作現場が忙しかったらしい)Vガンが94年〜の1年間。エヴァが95年からの半年なのでこの話し、本当かは分からないけど。

ただ、鬱を克服するリハビリで、この『ブレンパワード』が出来てるのも凄い話である。 普通、鬱からなかなか、脱却できないと思う。 それに富野監督は、Zガンダム(1985年)をのちに映画版作り直してる。

 それが2005年の事…Zガンダム(TVアニメ版)ではそれこそ、主人公が鬱endだった。だが、映画版では覆してると言う。その終わりかたの作り直したのは、やはり富野監督自身が鬱になったからだろうか。

 Vガンも黒トミノだろうがその後の、キングゲイナーは白トミノだそうだ。

とりあえず、サンフェスでの舞台挨拶の記事も出たので、貼っておきます↓

Yahooニュース『ブレンパワード作り直したい』

サンフェス『ブレンパワード』レポート

 ブレンパワードを見るにあたって、富野監督にお話が聞けて、最高でした。ありがとうございました。 この上映会では、久々にフィルム上映だったのか?デジタルに起こした…がTVサイズの上映だったのか。9話から21話の切替の際に画面が上手く切替られない不具合が生じた。

映画館スタッフ経験者の私でも、映写には携わってない(私が映画館で働いた当初の2010年位はまだフィルムでした。徐々にデジタルへ移行し今ではほぼ映画館はデジタルを流すだけです。ただし、映画祭やイベント上映ではフィルムが使われる事もあります。)ので分からないけど。

映画館で流す作品の画質は映画館で直すものでないので、映画館がもらったフィルムの画質で流れます。音量は調整可能。上映するサイズが今回の上映会はもしかしたらTVサイズの大きさで、話数ごと繋げてあった訳でなく映画館で1話毎に再生。その際に1回目(9話と21話の間)は画角を調整ミスったと思われる。

 その事で、松竹系の新宿ピカデリーさんは、帰りに締めのMCなどでは言わず、映画館スクリーン前でお詫びを申してた。 でも、この映画館はよくアニメ上映会で富野監督を呼んでくれるので、申し分はないです。 呼んでくれただけでありがたい。

 またサンフェスやアニメフィルムフェスティバルがあれば、富野作品を流す際に監督呼んで欲しいですう。ありがとうございました。

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